機械翻訳サイトの排除のため、Googleカスタム検索エンジンを作成して使っていたのですが、今日ぐらいから使いづらくなりました。
まず強制的に新しいウィンドウで開くようになりました。
また、検索結果のページ番号のところから前後ボタンが消え、ページを切り替えても「進む」「戻る」ボタンで移動できない形になってしまいました。
このためページ切り替え後に表示が上に戻らないので、いちいちマウスホイールで上に行き、また下に戻って次のページに切り替えなければならない、というおかしなことになっています。
Google大本尊様は小さい画面で使うなという意向のようですね。
少し記憶が曖昧ですが、URLエンコードがそのまま表示されるのも代わっている気がします。前は長ったらしいURLを見た覚えがありません。
どうやって元に戻すんでしょう。
Lionが発表されてからSnow Leopardに上げるとか。
VMWare Fusion 3の他はMenuMeters 1.4とSteerMouse 4.0.2へのアップデートぐらいでしたでしょうか。Toast 8も動きましたから、全て前と同様の環境で動き始めました。
.DS_Store削除のコンテキストメニューが使えなくなったので、ShortCutsで対処。ひと手間増えますが、そう滅多には使わないので構いません。
Leopardに比べて安定して速くなったということでしたが、少なくとも3Dに関しては激烈に速くなっています。ただ、バグがあるようで、時々表示が化けてしまいます。
既に一通りのアップデートをして10.6.4ですが、10.5.8だった頃とでVMWare Fusion 3.1.1の表示結果が違います。Aero Glassのタイトルバーに文字が表示されないなど、ちょっと酷いことになっています。またMac側でもFinderのDockに出る、起動中を表す白い点が四角く化けたことがありました。VMWare Fusion内でのAero Glassが実用になるので、ぜひとも直してもらいたいところ。
インターネット上でも騒がれているようで、どうもIntel X3100固有の問題も含めて色々あるようです。10.6.5がリリース間近で、それには何度目かの3D修正が入るということなので、直ることを祈ります。
ある程度知られている話のようですが、備忘録として。
Boot Camp環境に有用なRealTimeIsUniversal設定ですが、VMWare仮想PCはデフォルトでローカル時間を使うため、また9時間ずれが発生します。
これをUTCにするには、vmxファイルに下記の記述を追加します。セクションはないので、最下行にでも入れておけば良いでしょう。
rtc.diffFromUTC = "0"
Boot Campのvmxファイルはユーザーのライブラリの中にあります。
/Users/(アカウント名)/Library/Application Support/VMware Fusion/Virtual Machines/Boot Camp/(HDDのUNIXデバイス名)/Boot Camp partition.vmwarevm/Boot Camp Partition.vmx
ホワイトの三たびの延期により、今度こそ予定通りだとしても、手に入る頃には来年モデルが視野に入る時期になってしまいました。
ということで、観念して820Pから機種変更しました。
コミュニケーションツールというものを軽視していましたですよ。
WX310Kから820Pにした段階で、車生活のため携帯でネットを使う機会もなく、かつ話し相手もメール相手も皆無となれば、最低限のものになるのは当然のことでしたが、電車になりまた家庭を持つと、低性能が足を引っ張るようになりました。
それでもWX310Kより速かったのですが、携帯打ちに慣れるに従い、お段や「っ」など、打鍵回数が多い文字の入力ミスが多発していました。ボタンを押してから表示が更新されるまでのタイムラグに惑わされ、1回余計に押してしまうのです。
ネット表示も操作に応答できるまでが遅く、携帯電話をおっくうに感じるようになっていました。腕時計の違和感さえ慣れられず懐中時計にしているような野生児なので、面倒なものは縁が遠くなり、820Pはカバンに放り込んだまま連絡が遅くなることも度々。
パソコンに親しみすぎていたことも原因の一つでしょう。こんな私がかつて、初代W-ZERO3を呆れるほど中毒的に身に付けることができたのも、ひとえにPC文化に属するデバイスだったからだと思います。
であれば、スマートフォンの一台持ちなら万事解決するだろうと踏んでいました。iPhoneへの機種変更は決定事項でしたが、ホワイトが手に入らないのでは、待つだけ無駄というものでしょう。
電話帳の移行、最低限の設定、特に日本語テンキーと絵文字の追加。とりあえず電話とメールは使えるようになりました。祝日付きのカレンダーとか、必要なものは週末にでも入れていくとしましょう。
820Pの総括としては、Bluetoothは良好、振動は弱め、UIは何カ所か疑問点があるもののシンプル、性能が低いので素早い操作は不可、文字が大きめで見やすい、というところでした。変換を押した直後に一つめの候補がハイライトされないので、つい矢印ボタンで二つめを確定してしまいがちでしたが、それ以外は完成度が高い端末だったと思います。
人生は単調に過ごすには長いのですね。楽しさを発見する努力をし続けるのも、必要なことだと結婚してから学びました。そのためも含めてiPhone生活が始まります。
スターウォーズ計画が現実味を帯びていた時代の作品です。衛星軌道上に配置された核ミサイル網のある世界で、最終戦争に向かう情勢の中、兵器への転用が可能な画期的発見をした科学者を通して、科学と社会・政治の関わり方を描きます。
統一場を説明できそうな理論を主人公クリフォードが発見するところから物語は始まります。相棒オーブは現実的で、好きなことをさせてくれれば何でもよく、約束した見返りは適度に返す余裕もある人ですが、クリフォードは潔癖症で口出しされるのが大嫌い。先人であるツィンメルマンは、政府と適度に付き合えと助言するのですが、兵器転用を要求する過度な介入に業を煮やしたクリフォードは、ついに戦争を終わらせるための協力を申し出るのでした...。
統一場理論は物理学の4つの力を一つの法則で説明するもので、今も君臨する難問となっています。作中では高次元から説明する架空の理論が設定されています(超ひも理論も高次元でしたね)。我々の三次元空間では粒子の生成・消滅と見える、既存の制約を受けない高次元空間(K空間)でのエネルギー伝播というものです。
三次元で「時間」と呼ぶ座標軸をも超える伝播のため、どんな遠くでも検出さえできれば今の姿を見ることができます。SF≒宇宙(最後のフロンティア)ですが、本作クリフォードもここから宇宙に関心を進めようとします。遠くを観測できるだけでなく、エネルギー量の説明という点で、宇宙モデルすら覆してしまう超理論を見つけたのですから当然です。
しかしスポンサーでもある政府は軍事転用を要求し続けました。物語中の国際情勢のためでもありますが、仮にそれがなくとも多少圧力が弱くなるだけで、次の戦争のために、次の次の戦争のために要求したことでしょう。そして検出器はレーダーに、放射器は破壊砲「J爆弾」に。
理論から予想されるエネルギー量と、実測値の差に悩んでみたり、本作も科学的視点のあるべき姿を描いています。素粒子物理学で特に特徴的な話題ですが、理論が先行する学者と、実験が先行する学者の違いにも触れられています。他にも応用物理学者を自認する人が、新発見をできる人間がいかに貴重かを語ったり、色々な科学者が登場します。
ブラックホールに関してホーキング放射も出てきます。古典物理学的には光さえも出られないはずのブラックホールから、量子力学的には熱放射があるとする理論で、発表は1974年。この作品は1978年発表ですから新しめの話です。一般向け図書「ホーキング宇宙を語る」がベストセラーになった80年代半ばよりもずっと前。SF作家は最新の科学に敏感です。
さてテーマこそそっちですが、それでもブレインストーミングの様子は本領発揮で、眩しいぐらいのやり取りが繰り広げられています。熱くてたまりません。最後に我慢できなかったのか、モレリやオーブが取り組もうとしていたアイデアが現実になった、ずっと未来のエピローグへ一気に飛びます。なんと舞台はシリウス星系への移民船。たった数ページに夢が詰まりすぎです。
「J爆弾」発動の前日に、クリフォードと大統領シャーマンとのやり取りがあります。西側の兵器も消し去られるだろうとは、読者はもちろん作中のシャーマンも感付いたのでしょうが、そのどんでん返しは圧巻でした。さらにエピローグでそれがハッタリだったかもしれないとひっくり返されるのが、またいっそう痛快です。
ことによると「星を継ぐもの」以上にネタの無駄遣いをしているかもしれません。本作につぎ込まれたガジェットで2~3冊は書けるでしょう。BIACの本来の使い方だけでも行けますし、何より感応通信は台詞一つだけで済まされていますから。オーブのワープ航法はありきたりとしても、モレリのエネルギー伝送は広げられそうです。
戦争のない世界、最初から平和利用だけに邁進して発展した科学技術の姿は、いつかどこかで見てみたいです。21世紀に入ってからというもの、なんだか世界が薄暗いので、輝かしい未来を描く作品は清涼剤になってくれます。
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