Visual StudioとLLVM

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MicrosoftのCEOが変わってからVisual C++も頑張るようになりましたが、それでも未対応のものがあり、噂に聞いていたLLVM/ClangをVisual Studioから使おうとして翻弄されたのでメモしておきます。

まず、Clang with Microsoft CodeGenとかClang/C2とかは既に過去のものでした。Visual Studio 2017の個別コンポーネントにまだありますが、更新されないそうです。

LLVM公式からダウンロードすればVisual Studio 2015以降にツールチェインが入る...というのもまた過去のものになるようで、7.0.0以降はLLVM本体と別にマーケットプレイスから入手することになるそうな。

ちなみに試そうと思ったきっかけは、C言語のC99にある指示付きの初期化(Designated Initialization)で、C++の方はC++20からなのでした。Clangは対応済みとかで。

それについてあちこち調べていて、structがclassとほぼ同じであるという意味を今さら理解したのでした。unionでさえもclassの仲間なので、C99の追随がすぐできるわけではなかったのですね。

PIX-24VL100

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ピクセラPIX-24VL100買ってみました。フルHDでHDMI×3、光デジタル音声出力付きというのは私の要求を完璧に満たすものだったからです。

期限付きファームウェアが初期ロットに書かれていたとか承知していましたが、それも修正されたはずですから上記スペックの魅力は強力でした。

KDL-22EX300ともついにお別れかと思いきや、残像が酷い。SONYはトップメーカーの一角とはいえEX300はエントリー品です。8年前の製品ぐらいは肩を並べているだろうと、店頭で画質の確認を怠り専らレスポンスだけ見ていました。

よく見ればスタンダード設定(結構明るい)でも大昔の液晶テレビのように残像が少し長めでした。これを室内に合わせて暗くすると、明るい背景で黒いものが動く時に複数フレームの残像が見えるようになってしまいます。

最初は気のせいだと思いましたが22EX300と比較して「これは酷い」ということで、かなり久々の即日売却となりました。オーバードライブの調整不足なのでしょうか、とても残念でした。

逆説的に、ソニー凄いと実感することになりました。こうなったからには、長生きしてもらいたいものです。

NAS始めました

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Windows 10を使った簡易家庭内サーバーから、ストレージをNASに切り替えてみました。少し前にセールがあったSynologyのDS216j。

使い方は基本的にとても簡単なのですが、iSCSIとTime Machineでちょっとハマリまして、それについて記したいと思います。

私のところではバックアップにWindowsはTrue Image、macOSはOS標準Time Machineを使っています。差分バックアップを取るようなランダムアクセスをする場合は、通常のファイル共有(SMB)よりiSCSIの方が倍近い転送レートを期待できるということで、True Imageの方にiSCSIを使ってみました。Time Machineは以前と同様SMB。

synology_1.pngさてiSCSI、Windows 10(恐らくVista以降は同じ)ではiSCSIイニシエーターから接続してやればいいのですが、クイック接続だとCHAPを選択できず延々と失敗し続けます。ですので接続ボタンの方できちんと入力する必要がありました。と言いますか、認証失敗でもエラーが表示されないのはデザインが悪いんじゃないかと。

それからこれは確定ではないのですが、「お気に入りのターゲット」がIPアドレスを覚えてしまっているらしいこと(「詳細」ボタンで表示されます)。今回NASは初めてでしたので、試験段階では以前のサーバーと併用しており、その時はDHCPの適当なアドレスだったのです。
synology_2.png固定IPに切り替えてから接続に頻繁に失敗するようになってしまい、設定を一つ一つ当たったら、「お気に入りのターゲット」の削除・再起動・再設定で解決した次第です。しかも「ターゲット」タブからの接続はDNSを引くようで、これもまた設定を把握しにくいと思いました。

macOSには有償のiSCSIイニシエーターか、インストールが少し面倒なフリーのものがありますが、Time Machine用としてはSMBでBonjourに応答させるのが鉄板のようです(SMB推奨は最近)。
Synology側はAFPとSMB両対応ですが、最初は「とりあえず両方」にしていました。するとTime Machineのディスク選択で2つ表示されるのですね。ポップアップでafpとかsmbとか表示されるので一応区別できるのですが、その際にうっかりAFPの方を選択してしまっていたようでした。

後からAFPを(一部)無効にしたら、これまたTime Machineが始まらない。手動で「サーバーに接続」してからだと動く...どうしてだろうと悩むこと半月、Synology側ファイルサービスで「AFPサービスを有効化」と「AFPからのBonjour Time Machineブロードキャストを有効化する」が同期しておらず、AFPが使えない状態でもBonjourにはAFPもあると応答(SMBもあるのでディスク選択に2つ表示された原因がこれ)していたせいだったというわけです。

AFPを両方無効にし、Time Machineから「ディスク削除」(名前が怖いボタン)して再選択したところ、安定して動作するようになりました。

以上のように私にとってハマったところはありますが、HDDの電源が落ちている状態からPC/macを起動しても、きちんと接続されるようになっています。iSCSIはログオン画面でエラー音がすることもありますが、その後ちゃんとリトライで接続されています。

iSCSIは言わずもがな、Time Machineの方もユーザー名を分ければ容量制限をかけられるので、理想的なファイルサーバーを構築できました。

USB PD充電器分解

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pdpc10b.jpg少し前にPD充電器が不足していると感じ、マイクロソリューション社のPDPC10-Bなる商品を入手したところ、吹っ飛びました。

死んだのは私物でなく初期試作品PCなので普通に使っていても死ぬことがあるような代物ですし、大雑把な評価しかできない時点のものなので、まあ仕方ないで済んだりもしますが。

さてそれで、この商品は「まずまず、何より安い」というネット上のレビューで購入したわけなので、恐らく初期不良品なのでしょうが、中身が知りたくなり割ってみました。返品できるのでしょうけど¥1280でしたしね。

使用されていたのは台湾Weltrend社のWT6630Pでした。コントローラー自体はUSB-IF certifiedだそうなので、そう怪しいものではなかったろうと思います。最終段?にMOSFETのAO4409。基板のシルク印刷型番は電源側LS-PD60-A2.1及びUSB側LS-PD60-W3。

ワタクシ電子回路のことは初歩の初歩ですら怪しいですが、何やら電源回路の方が異様に入り組んでいるような。複数電圧を生成するため? にしても部品点数が多いような印象です。見よう見まねのシリーズ電源しか組んだことないので、あくまでただの印象ですが。

ところで今回一つの学んだのは、USB PD対応USBハブが守ってくれるということでした。PCメーカー純正品なら心配無用でしょうが、野良充電器に手を出すつもりがあるのなら、PD対応USBハブを是非1台持っておきましょう。

上記の初期試作品PCも一度1ポート飛ばされた後もハブ経由ならこのPDPC10-Bで充電できたのですが、後の試作最終段階のものでは(安全に)拒否されておりました。従って、ハブ経由でまず試すのは有効なことだろうと考えます。もう少し後の世代のPCだと、直結しても安全に電源断するようでした。今のところ破損は確認されていません。

もちろん電源をケチったら痛い目を見るというのも。特に5V〜20Vに対応しようなんていう複雑な規格ですから、安物は絶対ダメですね。それでその後ゴッパの65Wなんて高価なものに突撃しましたが(12V対応だったもので)、これはUL番号見たらNekteck社らしいので、直接入手できれば半額だったりするのでした。

Mojave

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Apple次期macOSがMojaveと聞いてCyrixのことを思い出してしまいますですよ。

名残であるGeodeも終息してしまったのですね。

青の世界へようこそ

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MacBook ProのWindows 10を再起動をしたら画面が青っぽくなりました。ICCプロファイルが利いていないのです。

プロファイルは例の場所にあるmacOS用を流用しています。
/Library/ColorSync/Profiles/Displays

再起動しても何に変更しても変化がありませんでしたが、「ディスプレイの調整」に入ったらようやく変わり、それから本来のICCを適用し直したところ復旧しました。

NJ-KH10電池交換

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このところ家電の不調が続いていますが、購入7年を過ぎたところなので仕方ないですね。この辺はジャンルは違えどメーカー勤務の人間として理解できます。特に熱を扱うものは適度なところで機能を停止しないと、数十年後に燃えたりしますから。

そう言っているそばからその熱な家電を直す話です(ぉ

nj-kh10_1.jpg三菱電機の炊飯器NJ-KH10の電池が切れました。AC電源に接続すれば動きますが、時刻を忘れてしまいタイマーがほぼ使えず不便なので、交換に挑戦。

とりあえず裏蓋を開けてあれこれ弄ってみましたが、写真右下の端子以外は外す必要がないようでした。

IHの部分は固定されておらず、(たしか)時計回りに少し力を入れながら持ち上げると抜ける構造です。それらしいネジ穴はあるので、コスト削減でしょうか。

電池は白いケースに収まった液晶部分にあり、筐体側にネジと両面テープで固定されているので、最終的には力で引っ剥がすことになります。

nj-kh10_2.jpg
電池はスポット溶接されたCR2354で、本来であればハンダを吸い取りタブごと外すのですが、マイナスドライバーやラジオペンチでこじってタブを剥がしました。

丁寧にやっても電池表面の変形は避けられないので、外側への力ですから中身へのダメージは少ないと思いますが、破裂覚悟で相応の準備のこと。

液晶表示と時計のためだけの電池なんて電流はたかが知れているので、CR2450をタブに挟みテープで固定して復旧となりました。寿命を考えなければ(再分解が面倒でなければ)、電圧さえ合っていればCR2032でも何でもいいでしょう。

なお、組み立てる前に筐体の表示部分内側と液晶を掃除しておかないと、後で残念なことになりますのでご注意を。

UI

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実家からインターネットに接続できないと知らせがあり急行してみたところ、色々考えるところがあったので記します。

まず一つがモバイルルーターの電源が落ちていたこと。これは私が迂闊でした。入門者などに理解の支障となり得る不必要な情報は提示しない主義(過保護寄り)とはいうものの、実家に滞在できる時間が限られていたこともあり、ADSLからMVNOへの切り替え時にそこの説明が抜けていました。

そうです、モバイルルーターは携帯機器なので電源ボタンがあるのです。NEC Aterm MR04LNですが、タイミングとしては...自動ファーム更新による再起動でしょうか? でも再起動だけなら落ちたりしないはずですし、口頭でチラっと0%とか言っていましたので、電源がしばらく抜けていた可能性はあります。Aterm HT100LN発売後であれば間違いなくそちらを選んだのですが。

もう一つが、ノートPC(富士通)の無線LANが無効になっていたことで、どういうことか機内モードON、本体側スイッチOFF、さらに専用ユーティリティによる電波停止がかかっているという三重奏でした。試行錯誤の末路かも知れませんが、最後の一つはポップアップが出なかったらわからなかったと思います。スイッチがあるので不要ではないかという気が。

ThinkPadあたりは本体側スイッチと「アダプターの設定変更」の有効無効表示が連動していたと思いますが、使わないのでよく失念し、運搬中など何かの拍子でOFFになって手こずることがあります。今回、グレーでない有効状態のまま「接続されていません」ではなく「無効になっています」とかいう見慣れない状態になっており、困惑しました。アンテナのみ無効とかでしょうか。ともかくユーティリティを削除。

実は他にもAPがブリッジモード(ROUTER OFF)から抜けていた、というのがありまして、恐らく片付けや掃除の際にスイッチに触れてしまったのだと思います。メールでのやり取りでそれを伝えたところ有線LANのデスクトップのみ一時的に回復するもしばらくしてまた切断。APをいじった際にモバイルルーターの電源が抜けたと考えれば全体の辻褄は合います。

ワーストケースとして無線APとノートPC内蔵無線LANの双方が故障している可能性を排除できなかったため、今回はBuffalo WHR-1166DHP4とI-O DATA WN-AC433UMを用意して行きました。APはWZR-HP-AG300Hでしたが、まれに電源再投入が必要になるので故障していなくとも最初から置き換えのつもりで(自宅のものは既に置き換え済み)、また内蔵無線LANについは2.4GHzのみ対応で不満だったこともあり、さらに本体側スイッチが懸念事項と判断されたのでやはり導入。

ついでにアクションセンターから機内モードやWi-Fi、タブレットモードあたりのトラブルメーカーを削除しておきました。Windows 10 Anniversary Update (1607)から削除できるようになったことを把握していなかったのは不覚ですが、昔から通知領域ではできたのだから最初からできるようにしておけとも思います。

というようなことを勤務先の技術発表会というストレスでマッハな感じのイベントの後に大急ぎで行なったのでした。電源ボタンの件はモバイルルーターを常設で固定運用すること自体が当時想定外だったでしょうから(事実その後HT100LNが発売された)仕方ないとして、OSとPCのUIは良くないなあ、としみじみ思いました。無線ルーターのブリッジモード設定も、DIPスイッチのように埋め込んだ状態にした方が安全ではないかとも。

操作ミスを未然に防ぐデザインは、まだまだすべきことがたくさんあります。
最近、私のMac miniで一回、妻のVAIOで2回、スタートメニューを始めEdgeや設定などなど、UWPアプリ(のくくりで良いと思います)が一切開かなくなる現象がありました。

最終的に修復できましたが、何の操作が良かったのか判然としないでいます。行なったのは管理者権限PowerShellで以下の3つのコマンド又はコマンドレットを実行するという定番らしきものですが、3つめは全く進まずCtrl+Cで終了させてしまいました。
dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
sfc /scannow
Get-AppXPackage -AllUsers |Where-Object {$_.InstallLocation -like "*SystemApps*"} | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}
一つ興味深い傍証がありまして、VAIOの2回は起動と同時にTrue Imageのバックアップが動作した時なのです。True Imageは昨年導入したもので、今までトラブルなく動作してきていました。

最近というとSpectre/Meltdown対策による性能低下もありましたし、起動時に重い負荷がかかるとUWPフレームワークの何か、例えばデータベースのようなものが壊れてしまうのでは、と想像しています。

単に再起動しただけでは直らないのでは致命的な問題だと思いますが、Windows 10 Sではどうするつもりなのでしょうか。次の大型アップデートでは"S mode"として全エディションの一部になるらしいので、普及させる意気込みだけは本気のようですが、先行き不安に思います。

遅い!

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昨年末から立て続けにCPUそのものの設計に起因する脆弱性の修正が行なわれ、ちょっと反応が悪くなりました。

特にOfficeScan(ウイルスバスター)が入った会社のMacBook Pro Mid 2012が、つい最近引退したDELL Dimension 9200CのCore 2 Quad仕様並に一気に遅くなっています。本当に遅いです。

ランダムアクセスの性能が悪くなったらしいので、起動後であればSSDでもハイブリッドHDDでも大差ないかもしれません。

自宅で使っている同じIvyBridgeのMac mini Late 2012はAviraのおかげでしょう、そこまで悪くはありません。

ちなみに9200Cの置き換えで選定したのが趣味丸出しにRyzen 5のBTO品でして、最新かつAMDという今回の性能悪化が最も軽微な組み合わせとなっており、リスク分散の意味でも幸いでした。しかしMacBookをどうしたものか...。

さてSpectre/Meltdown、CPUに対するサイドチャンネル攻撃だそうでして、実行時間の違いでキャッシュにヒットしているかを判断することで、投機的実行させた結果を知ることが(理論的に)可能である、というもの。

アウトオブオーダー実行や分岐予測はPentiumからPentium IIへの過渡期、互換CPUが最も元気だった時代によく耳にした単語ですが、今は結果を待たずに次の命令を実行することを投機的実行とまとめて呼ぶようです。

このサイドチャンネル攻撃という奴は相当に厄介ですね。例えば消費電流を調べると暗号解読のヒントが得られるとか、ブラックボックスに聴診器を当てるイメージのような気がしています。

今から設計されるCPUは、投機的実行結果の破棄をパイプラインだけでなくキャッシュに対しても行なうのでしょうか。普通に考えてそれが市場に出てくるのは2年後でしょう。

うん、2020年に買い換えましょうそうしましょう。
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