素数が予想できて暗号が破れる...なんぞと2年前のNHKスペシャルでセンセーショナルに取り上げていましたが、そんなことないのですね。
リーマン予想は仮説のようなもので、既に存在しています。一般相対性理論で重力レンズが導き出されました。確認されたのは観測技術が向上してからですが、確認されていなくても使えたわけです。
つまり現時点でもリーマン予想を使うことはでき、科学として証明は重要ですが、使うだけなら箔が付くだけで何も変わらない、ということです。
そもそもリーマン予想は素因数分解とは関係ないようで。
「ゼータ関数の自明でない0点は一直線上に並ぶ」。数学はさっぱりですが、素数を代入すると一直線という話でしょう。「素数⊂一直線」であって「素数=一直線」でないとすれば、次の素数がわかる話とは違います。
その代わり素数判定の裏付けにはなると目にするので、中学数学レベルのこの素朴な疑問はあながち間違いでもなさそうです。
番組では暗号と一言で括っていますが、素数が関係するのは鍵交換だけです。RSAやDiffieHellmanと異なる、素数を使わない鍵交換はありますし、暗号そのものについても山ほど開発中です。
老数学者のドラマとしては今でも好きですが、ドキュメンタリーとして適切な内容だったか、あれから疑問が湧いているのでした。
残業が長引くと送迎バスがなくなるわけですが、気の迷いで栗橋駅まで歩いてみました。距離は4km。
40分かかりませんでしたので、時速約6.5kmと計算されました。しかし真っ暗なのはともかく、歩道どころか路肩もない箇所が県道にあり、バスと同じ道は徒歩には危険でした。
農地ですので道を太くしにくいのでしょう。現役の田畑で収入に直結する問題ですから無理もないところ。
代わりにノイエ近くの五叉路から栗橋北彩高校を経由するルートだと、22時まで営業のマミーマートや、少し足を伸ばせばカインズモールに行けるので、買い物にも良さそうです。
勤務先の先輩がドイツのお菓子を持って来ました。ハリボーのシュネッケン。
...何も考えずに口に入れ、妙な味がするなあ程度で普通に咀嚼した私の味音痴レベルは如何ばかりのものか。
その筋では有名なサルミアッキの親戚だそうな。製法は違いますが主原料が同じ。ストパンを熱心に見ていた人の相当数が知っているアレですね。
どうも私は想像力が欠如しているようです。よく変わり種の料理に対して「~だと思えば悪くない」と言いますが、これは想像した味と比較して味わうという流れに基づくものと考えられます。
私は食べる前に何一つ想像せず、味をありのまま受け取るために、ただ純粋に「食べられる範囲かどうか」の反応しかしないのです。
...確かに妻も料理の作り甲斐がないでしょう...。直接言われたこともありますが、改めて実感しています。
マイナーなもの目当てで大宮のジュンク堂に行くことが多かったとはいえ、地元の本屋としてそれなりに足を運ぶことがあった三洋堂書店が、11/13(日)をもって閉店だそうな。
先月から張り紙があったということですが、本日立ち寄って偶然知りました。名門高校を擁する北浦和から、書店がなくなったことになります。
ホップビル自体が取り壊されるという噂もありますが、商業施設の減少傾向はやや危機感を覚えるところ。これでは帰って寝るだけの街になってしまいます。
浦和、大宮、新都心、北与野と大型書店があるので、商売がしにくいでしょうが、せっかくあったのに、という思いがあります。頻度は下がれど地元の書店は一番愛着があるものですから。
できるというマンションの低層に商店が入るなら嬉しいのですが。
テレビ東京「空から日本を見てみよう」でキリンと呼ばれる東京港のクレーンが出てきました。正式名称「ガントリークレーン」だそうで。
それを見てふと、鉄工所に設置してあるクレーンを思い出しました。小学生の頃に利用していた理髪店の向かいにあったのです。あれの名前を四半世紀以上も知りません。
形がわかっているものを何と呼ぶのか。文字ベースのネット検索が苦手とする分野で、形や機能など様々なキーワードで画像検索をかけて絞り込むのは全く面倒ですね。
「門型クレーン」だそうな。映画「トロン」の警戒ゲートみたいなアレです。リメイク版の方だとリコグナイザーと呼んだようですが。
なぜ印象に残っていたのかというと、レールの上に乗っていたからです。小学生にとってレールは鉄道だけのもので、それが鉄道以外の場所にあり、鉄道以外のものを乗せているのは、何かすごく憧憬を感じました。
鉄工所...ノダアンドコールマン片平店の柿生側向かいだったはずなのですが...コールマンも鉄工所ももうないのですね。なくして初めて「写真に撮っておけば」と思うのです。
7/11の夕刻、勤務先の近くで今年最初のセミが鳴きました。エゾゼミだったようです。
翌日からはクマゼミも鳴いていました。もう真夏の日射しです。
青い空、入道雲、夕焼け、ヒグラシ、夕立、雷雨、今年はどこまで夏を堪能できるでしょうか。