日記の最近のブログ記事

磁器の国で五つの輪

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踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損♪

選手入場が始まってからですが、北京五輪の開会式を見てみました。選手の皆様、楽しそうで何よりでした。政治的には色々ありますし、日本人としては最近も冷凍餃子のスクープが出たりして、あまり嬉しくないネタが多いですが、それは参加選手には関係ない話ですしね。

それでもなお政治的な話をするとすれば、中国政府の意向はともかく、アメリカを筆頭にこれ程の国家元首が集まった大会は、極めて珍しいのではないでしょうか。世界中の生産活動の中心を占め、世界最多の人口を誇る、冷戦後世界の超大国と呼ぶに値する国の国力は間違いなく示したところです。

そして聖火点灯、最終走者がワイヤーで空を飛びました。アナクロですが、文字通り空を駈けて、会場の屋根のあたりを一周する演出は好きです。少し離れた場所で装置に着火、機械仕掛けで聖火台に点灯というアイデア自体はモスクワでもやったことですが、速度と火力が段違いでした。さらに会場周辺を含めた中国各地で花火が華々しく打ち上げられ、中国らしさの本領発揮です。

小手先に頼らない物量とスケール感は中国ならではです。踊り子の衣装が無国籍になってしまっていたのが物足りなかったのですが、聖火点灯は圧倒的でした。

スポーツの祭典、一人でも多くの選手が実力を発揮できることを祈ります。

纒欬針点

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syutokou.png
首都高のタンクローリー横転火災事故、最初は他人事でしたが、北池袋で通行止めと聞いて調べてみれば...とんでもない場所が燃え落ちてしまっていて愕然としています。新都心線も東北道も都心と切り離されてしまっていました。

左の画像は夜9時のものですが、向島線に集中してここだけ渋滞が残っています。一極集中の欠点を見事に露呈した形ですが、しかしよりにもよって、という場所を焙ってくれたものです。

火災で高架が変形してしまっているようでした。首都高が整備された東京オリンピックから44年、北京オリンピック開幕直前、酷いことになったものです。東京外環がせめて東名高速まで開通していれば違ったのかもしれない、と思わずにはいられません。

実家の家族旅行は東北道で計画されていたはずですが、どれだけの範囲に迂回車両が溢れるか想像もつきません。盆休みはともかく、早く復旧してくれることを祈ります。

究極国王あ~るすら~ん

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「アルスラーン戦記」が出版社を移籍していたと知ったのはつい昨年でした。最近になって続刊を入手、既刊最新の12巻まで読み終えたところです。

ザッハークの手下共が地上に出てきちゃいました。一方でヒルメスとギスカールも地歩を固めて来ています。特にヒルメスの方は急激に動きました。シンドゥラがもう一度来ることはないと仮定しても、パルス、デマヴァント山の下の連中、ヒルメスのミスル、ギスカールのマルヤムと四つ巴になるようです。チュルクが動き始めましたが現状では未知数。
もっとも、既に交易面ではちょっかいを出していますし、このまま闇の眷属が暴れ続ければ、地理的に近いシンドゥラの御仁の退屈の虫が騒ぎ出すのは目に見えているでしょう。

この作品に手を付けたのは、「サイレント・メビウス」劇場版を見に行った際、同時上映で偶然見たのがきっかけでした。1991年といったら17年前ですか。既に「銀河英雄伝説」は読破後だったと思います。ダリューンの格好良さに惹かれたのですが、今は特に好きなのはヒルメスとギスカールの敵勢力二人です。もちろんダリューンもアルスラーンも、大半の登場人物に感情移入するのが私の読み方なので、蛇王一党以外に嫌いなキャラは皆無です。

ヒルメス好きの人は多いと思われますが、ギスカールが好きな人はかなり少ないのではないでしょうか。というのは、ヒルメスが武人(しかも薄幸)なのに対して、ギスカールは野心の苦労人ですが仁義の人ではないからです。打算優先、エステルに濡れ衣を着せてしまいますし、悪役一直線です。しかし、アルスラーンを甘ちゃん、ヒルメスを軍記物語の王道キャラとすれば、ギスカールが一番為政者の姿でもあり、彼の妥協点がどこにあるのか気になって仕方ありません。ヒルメスの妥協点は比較的想像しやすいのですが(対パルス敗戦後にマルヤムで落ち着く...本命、討ち果たされる...対抗、落ち延びてひっそり...押さえ、パルス征服...穴)、ギスカールは見えません。

やがてルシタニアに凱旋するのでしょうが、そこから先に、或いはその前に何をしようというのか。ミスルとの同盟はあるのか(全面対立はないにせよ)、パルス包囲網を仕掛けるのか、それとも漁夫の利を取ろうとするのか。
物語も佳境に入りつつありますが、もうひと波乱を楽しみにしていられそうです。

学者戦士...?

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「攻殻機動隊」以来、ずいぶん久々に映画館に行き、「ドラゴン・キングダム」を観てきました。

「攻殻」の頃はシネマ・コンプレックスという言葉がまだ定着していなかったと思いました。そのシネコンに生まれて初めて入ったことにもなります。イオンの郊外型ショッピングモールの中に鎮座するワーナー・マイカル・シネマズ羽生店。ワーナー・マイカルは実家の近くにもあるのですが、そちらは結局まだ一度も行っていなかったのです。音割れのない快適な音響施設にまず感動してしまいました。

「崖の上のポニョ」などが盛況の中、一番小さい135席の第9スクリーンが1/3ぐらいしか埋まらないという寂しい有り様でしたが、作品自体は素晴らしいカンフー映画でした。正直、マイケル・アンガラーノ邪魔!というジャッキー・チェン/ジェット・リー両ファンの声は天界に轟くほどではないかと思われます。

カンフーオタクのアメリカ人青年ジェイソン(マイケル)が、質屋にあった如意棒をきっかけに昔話の中国に飛んでしまいます。そこで旅の学者でなぜか酔拳使いのルー・ヤン(当然ジャッキー)と出会い、如意棒を持ち主である孫悟空に返すのが使命だと告げられます。さらに旅の途中で、如意棒に選ばれた人を探す黙僧(ジェット)と出会い、二人で寄ってたかって哀れなジェイソンに修行を付けてラストバトルに突入。
この物語では孫悟空を五行山に封じたのがジェイド将軍(コリン・チョウ)なる人物になっており、ぶちのめすべき悪役がこの人。仙人なので不老不死。天界では他に「帝」なる人が出てきますが、天帝というより三尊の誰かをモチーフにしているようです。孫悟空絡みなら太上老君でしょうか。

...ドランク・『モンキー』なのに...猿っぽいのに...コミカルキャラなのに...孫悟空がジャッキーじゃないなんて!!でもジェットの孫悟空も、なかなかどうして。この人のことはまだ全然知らないのですが、役者ですねえ。裏声も出しますので要チェックです。もっとも、過去に女装したのに比べれば小さいことかもしれません(汗

展開は適度に無理があります(笑)。瀕死だったはずなのに霊薬を掴んで起き上がるシーンとか、もういいんです、観客は笑って許していますから。もちろん、両雄もマイケルもちゃんとした(謎)笑いどころを提供してくれています。

しかしジャッキー、全っ然衰えてないように見えました。ハリウッド作品は全速ではなかったんですね。黙僧と出会うまでは伝説的な酔拳を堪能できますし、引き続いて蟷螂も虎も鶴も蛇も出てきまして幸せです。ああもう、帰りに勢いでツタヤで借りてしまいましたよ、とりあえず「プロジェクトA」を。残念ながら「酔拳」は貸出中で「少林寺」は2しかありませんでした。

クライマックスは人数がもっと多いと最高だったんですけどね。さすがにカンフーアクションで人数を揃えるのは難しいんでしょうか。「阿羅漢」が桁違いの映画だったと再確認しました。

ヒロインのゴールデン・スパロウ(リュウ・イーフェイ)がちょっと物足りなかった気がします。儚すぎるんです。昔の作品では女性格闘家も大活躍していましたが、今は流行が違うのでしょうかね。白髪魔女(リー・ビンビン)の方は名前通りのアクションも見せてくれましたし存在感がありました。もっと妖怪っぽい外観だと完璧だったのに、とは世間の人は思わないんでしょうけれど。この白髪魔女は中国の武侠小説をベースにしたキャラのようです。

エンドロールを見てびっくり、アメリカ韓国香港、あとちょっと中国本土とカナダ、という布陣でした。韓国すごいですね。脚本などのストーリー骨格では乱暴な作品も目に付きますが、映像技術に関しては一線級と言っていいのではないでしょうか。ひるがえって日本は、この作品の冒頭に入った邦画の宣伝が「おくりびと」でしたし、黒澤明と共に娯楽大作は終焉してしまったんでしょうか...。
いや、人情系も、ちょっとシュール入ったお笑いも、嫌いではないのですが、何というか「刑事物語」の系統が見たいな、と。

久々の映画館、素敵な時間でした。来週は何を見に行きましょうか。

ところで、今の人って終演の拍手はしないんでしょうかね?

酔えば酔うほど強くなる

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フォン・ベック伯と会いに書店に行ったら、視野の端に引っかかった書籍の「クレオパトラ」が「ネクロフィリア」に見えた場合、行くべきは眼科でしょうか、脳外科でしょうか。

さて、偶然でも関係する事象が重なった場合、その印象はとても強くなります。今日の場合、TBS王様のブランチで目にした「ドラゴン・キングダム」と、AT-Xの銀魂で目にしたドラゴン隊長という、二つのジャッキー・チェンネタでした。
この映画、原題は"The Forbidden Kingdom"のはずなんですが、邦題には「ドラゴン」を付けてきました。ブールス・リー以来の伝統なんでしょう。サモ・ハン・キンポーも日本では「デブゴン」の名を与えられていましたし。

カンフー映画、好きです。アクションは見ていてスカッとしますし、ストーリーも単純明解で実にエンターテイメント!香港国際警察のラストとか最高です。三節棍を作ってみたり木のハンガーを振り回したりした人は少なくないはず。
私はブルース・リー世代よりは下になるので、基本的にはジャッキー・チェンの世代です。彼も香港返還からハリウッドに行き、ちょっと精彩を欠くように見えていました。なんでもアメリカではあのスピードが速すぎる、と注文が付いたせいもあるようですが。

ジャッキーの次の世代がジェット・リーになりますが、ほとんど見たことがありません。実は「少林寺」に出ていたんですけどね。最初に知ったのが「HERO」という有り様で、これは「マトリックス」の影響を隠さないSFXが売りの作品なので、食わず嫌いで今もって見たことがありません。唯一見たことがあるのは、今年に入って海外出張中に見た「精武英雄(邦題:フィスト・オブ・レジェンド)」だけで、しかしこれが素晴らしかった。ビリー・チョウのタフガイっぷりは悪役としてとても魅力的でした。

やっぱり猛スピードで最後には悪役をぶちのめすのが醍醐味だと再確認した次第。久しぶりに映画館に行こうと思っていたところでしたので、明日にでも行ってこようと思います。

停電・瞬断・白い影

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大変な落雷があり、会社で数度の1分ほどの停電と、10回ほど体感でわかるレベルの瞬断に遭遇してしまいました。当然、自宅も同様で、サーバーは電源が落ち、ミニコンポと目覚ましラジオの時計が点滅しておりました。レコーダーのお知らせも全て消えていましたので、こちらも影響があったようです。幸い録画中の番組はありませんでしたが。
川崎の実家では、ここ20年ほど停電の記憶がありません。インフラのレベルが違うのでしょうか。ATOK2008のMac+Windowsを申し込んだついでに、APCの無停電電源を注文してしまいました。

そして帰路、田舎の雨上がりは道路に白い影が出現します。飛び跳ねる三角形のシルエット、その破壊力は赤木軍馬のFJカートをスピンさせるほど。奴の名は、カエル。車のライトで白く見えるだけで、恐らくアマガエルでしょう。避けようがない数でしたので、何匹か、十何匹か、轢いたはずです...。レッドクラブ大移動で有名なクリスマス島の人たちも、こんな気分なのでしょう。南無。

さらばPHS

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phs.jpgiPhone発売間近というタイミングで820Pを新規で契約し、Willcom 03やD4発売後というタイミングでWX310Kを解約するというマイペースっぷりを発揮してみました。

厚みが2/3になり、ポケットに入れてもとても楽です。レスポンスは比較になりません。PHS世界は遅い端末が多いですからね。
厚みが違うので斜め視点だとうまく揃わないのですが、写真は二台を並べたところ。壁紙はにゃこまんま定食から頂いた「戦国TURB」のものです。

3Gとはいえソフトバンクの音質は良いというほどではなく、あらためてPHSの音質を実感しましたが、そのためだけに月三千円も払えません。最後の半年は昼得にしていたぐらいに通話の機会も元々なく、¥980プランが相応しい人間にとって、基本料金の高さは耐え難いものになっていました。
車の生活ですとネットを見る機会もありませんので、ウィルコムのメリットを全く感じなくなっていましたから。

さて820P、人生で二台目のBluetooth端末になりますが、車に設置したI-O DATA PDI-B904/CHFと良好に接続されています。WX310Kは時折勝手に接続が切れたり、また車を降りてから戻っての再接続ができない等の問題がありましたが、そんなことはありません。B904は基本的に当時のドコモの松下端末でテストされていたようですから、同じ松下と相性が良いのはもっともな話。

ただリトライをしていることがあるようで、タイムアウト直前に接続されるとB904が赤ランプ点灯になるという、ちょっと不気味な現象があるのだけは多少気になりますが、実用上の問題ではありません。本当にタイムアウトになることは、アクセサリONの接続状態からエンジンをかけるといった、短時間での切断再接続でないかぎり、一度も発生していません。

しかし何より、Bluetoothを有効にしていてもバッテリーが数日レベルで持つのはうれしい限り。通常なら一週間は持つWX310Kも、Bluetoothを入れると半日持ちませんでしたから、隔世の感があります。これなら頻繁にON/OFFする必要はないので、Bluetoothメニューの階層を気にすることはありません(でも公開は無効にしないと危ないです)。

サブ画面と呼ぶのか、外側の表示を常時点灯にできないのだけが玉に瑕ですが、単色有機ELのようですし、寿命の問題もあるのでしょう。

バランスの取れた端末だと思いますが、携帯の世界はもっといいのもたくさんあるのでしょう。ウィルコムの音声端末に比べてしまうと、特にBluetooth縛りでWX310Kから脱せなかった視点では、携帯の進化は圧倒的なものでした。

ひとりででき...るもん?

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kitchenknife.jpg
実家でリンゴをもらいました。観念して台所仕事...まな板、包丁、保険に皮むき器を調達。

四等分、ざくっ。芯抜き...さくっ...貫通するかと...。

結局皮むきには微塵も挑戦せず、皮むき器で行ないました。最初に芯を抜いたものは、その後八等分したときに割れたほど、勢い余っていました。
刃物を怖いと思ったことなど、ありませんでした。小刀でも鋸でも、押さえる手の場所さえ間違えなければ怪我などしませんから。
しかし包丁は恐ろしい。四等分したときに殺傷力を実感しました。これなら人も殺せようというものです。自分の生活の中に尻込みするものがあるなど、想像もしていませんでした。

食べられればいい気楽な身分なので、便利な道具に任せますが、家庭科の授業や家事手伝いをきちんとやっていれば、小学生でも平気にできるはずのことです。自分の世間知らずをまた一つ実感することになりました。

抗生粘菌

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表題はドミニオンのコンフリクト編で使われていたネタです
失職していた間に未納になっていた国民年金を支払いました。多くはありませんでしたが幸いにも支給された賞与はこれで消えました。これで払うべきものを払い終わったという点だけは嬉しいです。

国民年金を将来給付されることは期待していません。建前の上では積み立ててあるとはいえ、支払う時は月に1万数千円なのに、もらう時は月10万以上など、今の賃金・物価の上昇率を見ると、あまりにも計算が合いません。少子化にならず、経済も右肩上がりの頃はそれで良かったのかもしれませんが。

しかしそれはそれとして、障害年金の資格が得られると考えればやむを得ないところです。人はいつ健康を損なうのかわからないのですから。今の私は今までで一番健康ですが、いつまで続いてくれるかわからないのです。

「癒」も やまいだれ

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NACK5の金曜夜はTHE ALFEEの坂崎幸之助さんが司会の「K's Transmission」という番組が入ります。

1月25日の放送では杉真理さんという方がゲストでした。正直、知らなかったのですが、Dear Beatles 2008にも出演される方ということで、何となく親しみは覚えました。番組中での坂崎さんとThe Beatlesナンバーのセッションがありまして、歌唱力もハモり方も圧倒されました。杉さん声が高いので、ポールのパートなんでしょうか、The Beatlesは触りしか知らないので細かいことはわかりませんが。
杉さんの新アルバム「魔法の領域」からの曲も、綺麗で迫力もあって素晴らしいものでした。

そして初見なんですから触れずにはいられない「ヤマイダレ教授」。別の人ですよ?杉さんじゃないですよ??
一種の宴会芸、オヤジギャグの領域ですが、あまりのバカバカしさに大笑いしてしまいました。「あなたが、どうですか?2かける4はどうですか?やっつ、あなたがやった、と。あ・な・た・が・隠しているのは…(ゴツン)、痛い、遺体を隠している、と。」取調室ネタが途方もなくダメダメですよ助けてください。
ああ、なんて脂っこいんでしょう…そしてそれで笑える自分もオヤジなんではないかと若干虚しくないこともな、どうですか?ないこともなくも───

こうしてまた一人とりこに
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