磁器の国で五つの輪

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踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損♪

選手入場が始まってからですが、北京五輪の開会式を見てみました。選手の皆様、楽しそうで何よりでした。政治的には色々ありますし、日本人としては最近も冷凍餃子のスクープが出たりして、あまり嬉しくないネタが多いですが、それは参加選手には関係ない話ですしね。

それでもなお政治的な話をするとすれば、中国政府の意向はともかく、アメリカを筆頭にこれ程の国家元首が集まった大会は、極めて珍しいのではないでしょうか。世界中の生産活動の中心を占め、世界最多の人口を誇る、冷戦後世界の超大国と呼ぶに値する国の国力は間違いなく示したところです。

そして聖火点灯、最終走者がワイヤーで空を飛びました。アナクロですが、文字通り空を駈けて、会場の屋根のあたりを一周する演出は好きです。少し離れた場所で装置に着火、機械仕掛けで聖火台に点灯というアイデア自体はモスクワでもやったことですが、速度と火力が段違いでした。さらに会場周辺を含めた中国各地で花火が華々しく打ち上げられ、中国らしさの本領発揮です。

小手先に頼らない物量とスケール感は中国ならではです。踊り子の衣装が無国籍になってしまっていたのが物足りなかったのですが、聖火点灯は圧倒的でした。

スポーツの祭典、一人でも多くの選手が実力を発揮できることを祈ります。

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