手持ちのLDがもう少しでデジタル化を完了しそうという3月だったか4月だったか、CLD-HF9Gがキュルキュルと異音を発するようになりました。
騙し騙し使っていたのですが、ついに映像に影響が出るようになり修理に出しました。酷い時はドアを閉めても部屋の外から少し聞こえるほどで、とても夜間に作業ができない有り様でした。
実は一度は再現せずで戻されたりしたのですが、何しろ車がないためキャリーカートに乗せて運ぶので、機構部品の状態が変わるのも無理ないところ。実際、戻ってきて数日は正常でした。
再度、今度は出張をお願いして現象を診てもらい、無事に直って帰ってきました。処置はモーター自体の交換で、恐らく軸受けだったのだろうと思います。
まだ修理してもらえて非常に感謝感激です。今ちょうどスピーカーを物色しているところで...パイオニアにしようかなあ、と思い始めています。
DLNAを活用したいのですが、いくつか問題が立ちはだかっています。一つが、KDL-22EX300での再生で再エンコードがかかること、もう一つが、厚型PS3が使いにくいこと。
厚型PS3の問題は、主にテレビ側に起因するものです。BRAVIAは入力切り替えの応答が遅く、さりとて厚型PS3はHDMI CEC非対応のため、自動切り替えもできない。切り替えが速ければ何の問題もないのですが。
ならばテレビを買い替えるのはどうかと調べてみると、なるほど確かにVIERAやREGZAが速いようなのですが、PC用アナログRGB入力がないものが多いので、サーバーのモニタがなくなってしまいます。AQUOSのKシリーズはTNパネルですから避けたいですし。
それに小型でHDMIが3つもあるのも数が少ないようで、BRAVIAは応答速度以外は充実した機種なのだと再評価したところです。もっとも、一般受けはしない気もしますが。
BRAVIAは現行型も大して切り替え速度は改善されていませんでしたから、PS3を薄型に買い替えるのが最善のような気がしてきました。薄型ならBRAVIAリンクでテレビリモコンから操作できますしね。
有料放送をタダ見する方法がネット上で広まっているようです。
原理としてカード自体を改竄する必要があるわけですが、それに使う機器は住基カードのリーダーであるとか。なぜ書き込み機能があるものが流通しているのかが一つの疑問です。
例えば遠い昔、テレホンカードの改竄では公衆電話機自体が盗まれて使われましたが、あれは一つの敷居でした。つまり機器の入手が難しければ、誰にでも悪用されることはないのです。
# その後、廃止した頃には改竄用機器が出回っていたのだったか
汎用品を使えばリスクは高まるに決まっているのに、間抜けな話だと思います。カードの形を廃して完全に組み込んでしまう話も出ていたと思いましたが、最初からそうするべきでした。
それができないなら、有料放送は別のシステムにすべきでした。アナログ時代のWOWOWデコーダーのように、チューナーの出力をもらう形の外付けハードウェアであれば、完全に組み込むことも容易だったでしょう。コスト増ではありますが。
運営会社の実体などB-CAS自体が不透明だと言われますが、国内企業を保護しようという考えであるとするなら、時代に逆行していますが理解はできます。しかし中途半端なもので屋台骨が危うくなっては本末転倒です。
この騒動に対し、技術的対策と法的措置を検討中だと言いますが、後者はともかく前者はどこまで可能なのか。
B-CASカード自体がスクランブル解除の機能を担っていたはずですから、何らかの認証を経て機能が有効になるのでしょう。認証プロセスは機器とカード両方を新しくしない限り変えられません。
となると、ホスト(テレビやレコーダー)側で不正と思われる値を検出したら、使用を中止するぐらいが関の山です。それもイタチゴッコになるでしょう。放送ダウンロードでの更新も、どこまで行き渡らせることができるのか。
法的措置にしても、掲示板やウェブ運営者を訴えることは可能でも、改竄カード利用者を見つけ出すことは困難です。電話回線もLANケーブルも接続しなければ、機器から通報させようがありませんし、故障や破損による誤報も考慮すると、弊害が大きくなりかねません。
お粗末なことになったものですが、とりあえず「破られた」とした上で次の規格を急いで決めなければなりません。もう完全組み込みにしても手遅れです。形が変わっただけなら、配線をバイパスすれば中身にアクセスできるからです。
固定機能で半永久的にセキュリティを維持できると考えること自体が時代錯誤ですから、やはり無料放送と機器を区別した上で、有料放送はネット接続或いは他の手段(BDのMKBのような)での定期更新を必須とする他ないでしょうか。