2014年5月アーカイブ

水妖記

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タイトルでARIAを思い出し作者でゼロ魔を思い出し。きっかけが二つもあれば手に取るわけですが、挫折しました。

私が攻撃されてるみたいで辛い。いや「みたい」ではなく直撃です。息苦しい。具体的イメージこそありませんが、まるでフラッシュバックです。人格破綻者には「切ない物語」ってのがまるでダメらしい。

もちろん挫折したのは11章「ベルタルダの聖名の祝日」。巻末解説を読む限りは、ウンディーネが魂を得たことは、それでも幸せだと語る16章がクライマックスらしいのですが、その前の破壊力の壁が厚すぎます。

離婚だの肉親間のいざこざだの、著者自身の経験が反映されている部分があるとかで、だとすれば私が辛いのは必然かもしれません。

でも立ち読みの段階で巻末解説を開けばネタバレに遭遇するリスクがありますから、今回は不慮の事故になるでしょうか。フーケー並びに翻訳の柴田氏ごめんなさい、今の私には読めませんでした。

義務

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権利には義務が伴うものですが、表現の自由は何やら特権と化している気がします。

無断で調査結果を曲解して流用し、問い詰められると「根拠はこれだ」と無断にも関わらず調査した組織の名前を出して責任を転嫁する。しかも別の部分では事実無根のことまで実在の地名で織り込む。

これだけやって謝罪する必要もなければ、「議論するきっかけになれば」なんぞと擁護するメディアまである始末。免罪符って羨ましいですね。表現の自由を守るために自浄しなければならないのと違うのでしょうか。

松本サリン事件の誹謗報道を謝罪しなかった出版社があるのを思い出しました。表現の自由と称して言葉の暴力を振るってはいないでしょうか。これが娯楽映画だと、香港国際警察のラストのように、ぶん殴られて爽快に終わるのですが。

海外で短波ラジオ

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タイのクーデター政権が情報統制を始めた影響で各放送局が停止、NHKの現地番組も影響を受け、代わりに短波で日本から送信を開始した、というプレスリリースが出ています。

タイ情勢に伴うラジオ国際放送の臨時送信

今まで短波放送には縁がありませんでしたが、海外出張の際には受信機を一つ持っていた方が良いのかもしれません。

CUE to CCD Converterの不具合

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Virtual CloneDriveに音楽CDのイメージをマウントする場合、CCDに変換しなければなりませんが、Audiograbber日本支部 Vector前出張所で公開されているCUE to CCD Converterにちょっと不具合があるようです。

CUEシートの各トラックにINDEX 01の有無が混在していると(ギャップ無しのトラックがあると)、そこで長さが倍になってずれてしまいます。とりあえずINDEX 00の行をコピーして01にしておけば(同じ時間の01を挿入すれば)回避できました。

ISO以外のイメージは使用頻度が低いので改めて探していませんが、SPTDを使わず広告も入らずCUEだけでもサポートした仮想ドライブがあれば、こうした手間はもちろんかかりません。

PX-760Aで認識できないCDがありまして、オフセットずれを回避するためEACで吸い出して仮想ドライブ経由でiTunesにインポート、なんて病的な作業をしている最中に発見したのでした。

userscripts.orgがポート8080へ

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Greasemonkeyのスクリプトを公開しているuserscripts.orgに繋がらないと思ったら、ポート番号が8080に変わったようでした。

userscripts.org:8080で、後は今までと同じディレクトリで閲覧できます。
フィーチャーフォンの回線だとドコモメールは使えないのですねえ。

ホーキング宇宙を語る

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高校1年の頃にハードカバーを買って放置していましたが、少し前にふと思い付いて実家から持ってきました。もう四半世紀前ですねえ...。

相変わらず電車の中でしか読書する習慣がないため、なお手が付かず。ところが地元の古書店に文庫版がありまして、何となく入手して読んでみたら面白い。

序盤が科学史で、ここがとっても万人向けです。一人残らず読んでほしいぐらいに、科学者が何をどう考えたかを追えて、とてもリアルな感じがしました。歴史の授業も誰が何をどう考えたかがわかると面白いと言いますが、まさしくそれです。

つまり、数式は意味がある、ということです。人間的な意味。例えば投げた石が描く軌道は放物線として数式にできますが、瞬間の位置も、速さも、軌道全体も、人間は本物の石を想像しながら理解する、ということです。

想像することで、今度はその数式でどこまで表せるかがわかってくる。それによって、新たに何がわかるようになったかが把握できる。つまり、科学が進歩したということです。

この段階は想像こそが重要で、数式に代入すべき値は具体的でなくて構わないのですが、すると...万有引力の法則をあれこれ想像することで、宇宙が収縮するかもしれない、なんて話になるのだそうで。

高校の物理の授業でさっと触れられて終わってしまうあの単純な式が、宇宙物理学の転換点の一つだったなんて、それを知らずに終わることは、ひょっとして理科離れの原因の一つではないか、などと余計な心配をするぐらい衝撃的でしたよ。

誰が何を発見したことで新たに何に関心が行ったか。科学史の楽しさというのは、ここにあるように思いました。数式を詰め込むだけじゃ絶望的に何もかも足りない。理科にも副読本が欲しかったですね。科学史は絶対に楽しい。

ところで、理論物理学者と数学者の畑の違いがいくつか触れられていまして、これも面白いところです。純数学的技術を多用した論文は反応が悪いのだそうで、少し前にNHKスペシャルでポアンカレ予想の証明を取り上げた時には逆に、ペレルマンが物理学の技術を多用したら数学者に理解できなかった、なんてのがありました。

読み終えて少し経ちましたが、今日のNHK「コズミックフロント」で大マゼラン星雲の超新星1987Aを取り上げていました。小柴博士のスーパーカミオカンデでも有名なあれですが、本書はその成果をカバーできないタイミングです。

「ホーキング未来を語る」とかも読んでみたいと思います。そっちの方は本当に一般人でも読めるように書かれているとか何とか。
ADT-Bundleの話ですが要するにEclipse。

Package Explorerでコピーペーストして、パッケージ名をgrepして変更、さらにパッケージ名になっているフォルダ名(srcの下とgenの下)も変更、開いてリフレッシュ...というのがお馴染みですが、先日、全くできなくて困りました。

Cannot paste the clipboard contents into the selected elements.

コピー対象であろうがなかろうが、適当なプロジェクトを開いていないとペーストできないようでした。意図がわからない挙動です。コピーしようというのなら、閉じるのが当然でしょう。

IMEが選択できない

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Windows 7とOffice 2007を入れた義父PCで、ATOK 2009が動作しないという現象が発生しました。とりあえずMSのIMEで使ってもらっていますが...。

reg_corrupted.png転送ツールのデータで別のPCで再現実験をしてみると、レジストリが上書きされていることがわかりました。場所は以下のところ。

\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts

ここにe0200411というキーがあり、最初にインストールされたIMEの情報が記述され、以後e0210411、e0220411と続くのですが、このPCはまだこの一つだけです。

Microsoft Office IME 2007が最初のIMEになっているはずですが、そこに転送ツールがインストール前のATOK 2009の情報を混ぜてしまったのです。

ATOK 2009をインストールしてもe0210411は追加されず、アンインストールするとe0200411が消えます。恐らくATOK 2009の参照箇所を検索して削除しているのでしょう。アンインストーラーではなくOSが削除しているのかもしれません。

削除されてもOffice IME 2007は動作します。しかし本来の位置がe0200411であり続けるためか(別の場所から参照あり)、以後何度ATOK 2009を入れ直しても、こちらもe0200411に入るため選択できないままでした。

reg_fixed.pngというわけで、Office IME 2007のe0200411を作ってやるとATOK 2009が次のE0210411に入り、選択できるようになりました。

もちろんこれはATOK 2009の問題ではなく、原理的にはどのIMEでも起こるはずで、Google IMEのユーザーが質問しているケースもありました。おかしくなったらe02?0411(?は環境依存)の内容を確認しなければなりません。転送ツールは要注意と思われます。

IMEに関してインストール順を厳守すれば回避できそうですが、今回のようにOS切り替えとなれば同じIMEを入れ直すとは限りません。むしろ使用中IMEの設定だけ別途バックアップして、IMEを全削除の上で転送ツールを使うしかなさそうです。

医は仁術

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公式から意見を送れないのでここで感想と愚痴を書きます。

少し前に東京科学博物館で見てきたのですが、物足りないところがありました。各資料の内容を略しすぎと思ったのです。

絵は目玉ですから大々的に展示していましたが、文書の内容について触れていたのは、何の解剖だったか腎臓に墨汁を入れてみた話ぐらいではないでしょうか。

しかもガイドブックでも全く掘り下げておらず、買いませんでした。適当なページの見開きの写真と書物の名前だけって、展示の状態そのものです。付加価値無しの図録は初めてのような気がします。

展示全般について、日本の医学が五臓六腑の伝統的世界から脱していく過程を、時系列で追っていけるのはわかりやすかったです。

またエレキテルが医療器具として使われていたとか、鍼灸が大陸・半島から日本独自にどう改良されていったか、といった豆知識も興味深いものでした。

オーダーメイド医療で3Dプリンタを使用した臓器模型や(心臓がやけに大きかったような)、プロジェクションマッピングによる患部の図示など、最先端の紹介もUIに携わる者として大変感銘を受けたところです。

時期は一気にさかのぼりますが、病気を鬼として表していたなんて、最近読んだ陰陽道の小説(三田村信行「風の陰陽師」)にも出てくるので、やっぱりこんな感じなのかと思ったり。

全体として悪くなかったのですが、それだけに当時の医学書の絵以外の内容をもっと知りたかったと思いました。
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