水妖記

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タイトルでARIAを思い出し作者でゼロ魔を思い出し。きっかけが二つもあれば手に取るわけですが、挫折しました。

私が攻撃されてるみたいで辛い。いや「みたい」ではなく直撃です。息苦しい。具体的イメージこそありませんが、まるでフラッシュバックです。人格破綻者には「切ない物語」ってのがまるでダメらしい。

もちろん挫折したのは11章「ベルタルダの聖名の祝日」。巻末解説を読む限りは、ウンディーネが魂を得たことは、それでも幸せだと語る16章がクライマックスらしいのですが、その前の破壊力の壁が厚すぎます。

離婚だの肉親間のいざこざだの、著者自身の経験が反映されている部分があるとかで、だとすれば私が辛いのは必然かもしれません。

でも立ち読みの段階で巻末解説を開けばネタバレに遭遇するリスクがありますから、今回は不慮の事故になるでしょうか。フーケー並びに翻訳の柴田氏ごめんなさい、今の私には読めませんでした。

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