2012年4月アーカイブ

ソレカラ

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vlcsnap-2012-04-26-19h16m43s61.jpg今更ですが「シゴフミ」テレビ未放映の第13話を見ました。数年ぶりなので内容をかなり忘れてますが、目を覚ました生身の文香が父親を告発して、フミカは配達人としてそれぞれの道、という話だったような。

後日談ですね。6話で死んでしまった菊川公一の妹・鈴音(親が離婚しているため名字は篠崎)による復讐を止める話です。1クールの間に色んな死が描かれましたが、救われねぇ話のフォローとなっています。

憎しみの連鎖なんて言葉を第三者の立場で気安く口にする人もいますが、自分で止まるのは困難なのです。誰かが止めてくれないと、とはいえ傍観者の説教なんか微塵の価値もありません。

経験者である文香の言葉だからこそ、鈴音は止まることができました。そして文香は鈴音という友達を得ることができまして、ようやく明るい道が開けたというところでアニメ版は完結となります。「止める」と「回す」。いい言葉でした。

13話冒頭時点での文香の境遇が酷い有り様ですが、実際こんなものですね。いじめは理不尽なものですが、不思議なことに家庭環境が複雑だとまず対象になります。いじめっ子はどんな嗅覚を持っているのやら。

久しぶりに見ましたが、カナカとマトマはいいキャラですね。まさかこんなところで「おいてけ堀」が見られるとは。そして文香にノロケるフミカ、ひたすら飲んだくれるチアキ。主役が生者とはいえ配達人がダメダメだぁ(汗

ところで原案と小説版の人、今何をしてるんでしょうね。あんまり暗い話を書いていると壊れる思うのですが、大丈夫かなあ...。

大河ドラマ「藤原頼長」

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yorinaga.jpg今期の大河ドラマが非常に面白いのですよ、皇室と藤原摂関家の怪演ぶりが。特に、父と兄弟3人出てくる藤原家の弟・頼長が素敵です。

「"大河ドラマ 頼長"」で検索すると結構ヒットしていまして、完全に平なにがし盛とかいう主役を食っていますな(汗。視聴率が低迷しているそうですが、宮中の糜爛した空気を楽しむ限り名作です。

古今東西、権力の中枢なんて場所は人の姿をした化け物が徘徊してきました。怨念が手で触れられそうに凝り固まった世界を表現するのは、役者としても腕の見せ所でしょう。

あくまで摂政・関白は天皇に対する力ですから、院政の時代は藤原家の力が弱まっており、復興のため上皇を排除しようとしている、と。日本史の授業で教わった気がします。

藤原家の中でも主導権争いがありますが、新興勢力である武家の台頭は論外とばかりに妨害する、この悪逆非道っぷりが化粧と合わせて清々しい。

平家の分裂工作のため家盛を操った際、ずいぶん妖しいシーンもありました。なんでも頼長は男色家でもあったそうで、これまた宮中には珍しくない話。

清々しいというのは、一歩引いて見られるということです。私は普通の現代ドラマを見ている時には、こういう悪役がいたらイライラしてしまうので、時代劇を異世界として認識しているのでしょう。

というわけで、頼長・忠実・鳥羽上皇の3人を注目して見ています。頼長は保元の乱で死んでしまうので、前1/3ぐらいの登場でしょうか。それまで武家をいびり続ける姿を堪能するとしましょう。

余談ですが藤原家は一条やら九条やら近衛やら、色々な流れがあるのだそうで、近現代史にも見覚えのある名字があります。細川護煕・元総理も近衛に連なる家柄だとか当時聞いたような。日本の歴史って長いですね。

TS Demux for D-VHS Ver.0.5

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dvhsdemux.png音声の時間差出力までできるようになりました。またwav出力が壊れることがあるバグを修正しました。
DVHSDemuxer Ver.0.5

ビデオのストリームは最初のIフレームまで飛ばし、MP2とPCMを含めた他のストリームは、その直後のPESパケットから出力しています。TSDemux 0.18よりPESパケット1個分長く出ていますが、ビデオは全くの同サイズです。TSDemuxが切りすぎ?

時間差は最初に出力したパケットのPTS同士の比較によるものですが、ログファイルへの出力としています。これはTMPGEng Authoring Worksの仕様に合わせたもので、TSDemuxのようにファイル名を変えると、m2vをドロップしてもwavが自動では読まれないためです。

アリババタウン

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alibabatown.jpg私が幼稚園の頃によく聞いていたLPレコードをデジタル化しました。今で言うエデュテインメント作品になるでしょうか。

全3巻で、内容は児童向けの言葉遊びです。曰く、ヤカンは兜の代わりにかぶったところに矢がカーンと当たったから、といった調子です。

出演:山田康雄、増山江威子、滝口順平、つかせのりこ、小林恭治、柳家小きん

制作は「日本テレビ 子どもスクール」となっていますが、ネット情報全くありません。発売日も書かれていませんが、いつのものなのか。

柳家小きん師匠の名前がありますが、日テレ繋がりなら恐らく笑点に出演していた9代目なのでしょう。となれば1963~1980年なのは間違いありません。後の6代目柳家つば女。

つかせのりこ女史の活動期間は1973年以降だそうなので、1973~1980年に絞れました。私が聞いていたのは1978年頃のはずですから、可能性は5年間ぐらいです。

子どもが好きなものはこうなる宿命とはいえ、ジャケットの状態が劣悪ですな。また3巻A面で針飛びが...針飛びが...針飛びが...針飛びが一箇所ありました。

当時の技を思い出して対処。軽~くアームを内側に押せば正しく周回するに決まっているので、そのように。ええ、確定的に明らかなのです。

実は入手した中古プレーヤーの回転数が全く合わず、半固定抵抗を回しても37回転強までしか下げられなかったため、SoundEngine Freeでピッチを調整したりしました。

どうせノイズが多いので、こんな程度で充分でしょう。安上がりですし。気が向いたらレーザー式を持っているお店に持って行きますが。

懐かしい。そしてかなり記憶があることに驚きました。やっぱり覚えているものなのですね。

TSのDemuxを考える

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DVHSDemuxerをいじっています。

continuity_counterを利用して、パケットロストで異常終了させるようにはしてみました。なぜかboolになっていたので修正した上で。

あとはTSDemuxがやっていたように、MP2/LPCM各ストリームの遅延時間を取り出したいのですが、PTS/DTSあたりを参照しているのかどうか。

とりあえずTSDemuxと冒頭のサイズが異なるのは、GOPを調べて最初のIフレームまで飛ばしているようでした。
MP2もLPCMも、それ以後のものでした。従って、ともかく最初のIフレームまで飛ばせば同じ出力になります。

しかし真面目に解析するのは骨が折れます。シーケンスヘッダとピクチャースタートコードを探すだけの簡易解析で行けるかどうか、やってみましょうか。

黒磯

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kuroiso.jpg田舎にゃ何もねぇので、あるものに興味が行きます。電車通勤になりましたので、最近はその対象が主にJR宇都宮線です。

帰宅の際によく反対ホームの黒磯行きを目にします。路線の終着駅は何となく覚えてしまうもので、花崎に住んでいた頃の名残で今も、「いせざき」と聞いても群馬の伊勢崎(いせさき)を連想してしまうのでした。

那須高原の玄関口・黒磯。栃木北端の駅であり、宇都宮線終着駅。ここで直流交流が切り替わるため、ごく一部を除いて全て乗り換えになっています。電源が変わるとなればモーターが変わるので、車両も別になるわけです。

古い車両が現役で走っている秩父線みたいな景色も充分に別世界ですが、それはレトロで馴染みあるものです。東北線は関東の人間から見ると、本当に違うものになります。これを知ってもう、俄然興味が湧いてしまいました。

というわけで行ってきたのです。下車しませんでしたが(何 まあ駅周辺に観光地がある場所でもありませんしね。2両で発車待ちをする701系が上の写真です。4連休にした3月19日の、12時34分発でした。平日は1時間1本なのですね。

こんな風に、そこに行けば違うものがあるというのが、人間が旅をする目的だろうと思うのです。便利さを求めるのは当然の欲求ですが、全国チェーンに席巻されると興醒めなのも正直なところ。

さて、その黒磯からは、電源こそ違えど同じ線路で、東北線として岩手県盛岡まで、上野から500km以上の道のりが続きます。第三セクターに移管されるまで、元々は青森まで700km以上あったとか。

行ってみたいな普通列車で大宮~青森13時間半の旅。「津軽海峡・冬景色」で夜行列車が通った道ですが、黒磯まででもお尻が痛かったので、忍耐勝負かもしれません。
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