2011年9月アーカイブ

企むことがあってCOMの学習中。

既に廃れつつあって参考書が少ない中、いきなりアウトプロセスのサーバーに挑戦です。

32ビットしか提供されていないアンマネージドDLLを、64ビットのマネージドアプリから使う必要があり、32/64相互運用はアウトプロセスCOM経由が一つの方法だと目にしたもので。

CodeGuruにC++で記述したアウトプロセスサーバーのサンプルがありました。Windows SDKのDCOMサンプル"Simple"よりわかりやすいと思います。

またMSDNにC#クライアントの解説がありました。

IDLファイルがあればタイプライブラリのTLBファイルが作られるので、tlbimpしてアセンブリファイルを作り、参照設定から「参照の追加」してやれば良いとわかりました。

コードはこうなりました。

namespace CSClient
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            Server.MiniDcom d = new Server.MiniDcom();
            Server.IDouble id = (Server.IDouble)d;
            int r0, r1;
            r0 = 10;
            r1 = id.Double(r0);
            Console.WriteLine(r0 + "->" + r1);
        }
    }
}

夢の国

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夢の国といったらディズニーランドを連想するのが普通でしょうが、ラヴクラフト的にはランドルフ・カーターらが活躍する舞台です。

その最長編「未知なるカダスに夢を求めて」に登場する夜鬼(ナイトゴーント)やシャンタク鳥が「這い寄れニャル子さん」に出ていますが、実は私、読んでいませんでした。

というか食屍鬼としてのピックマンもこっちなのですね。「ピックマンのモデル」の頃はまだ人間でしたし、ガグも出てくるこちらでないとピックランドは理解できません。

どうも最初にクトゥルーとして一連の作品に興味を持ったため、青心社「クトゥルー」に当時(11巻まで刊行)未収録だったので見逃したようなのです。その後13巻に収録されたのですね。

最近になって、同時期に買っていながらあまり読んでいなかった創元推理文庫「ラヴクラフト全集」で読んで感動したところ。

ランドルフ・カーターといえば、ラヴクラフトの分身と言われる人物の末路が「銀の鍵の門を超えて」のあれというのは、割り切っているのか破滅的なのか。

ハッピーエンドなんぞあり得ない世界を描く人ですから、宇宙的な知識を地球に持って帰るなど夢の世界以外ではあり得ず、妥当な結末ではありますが。

夢の国には「先輩」と呼べる人もいましたから、カーターも今はズカウバから離れヤディスから戻り、夢の国で暮らしているのかもしれません。

這いニャル8巻は来月発売です。残業が続くと通勤電車はラノベでも読まないとやっていられません。待ち遠しいです。

縦・横・高さ

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スピーカーのためだけに選んだLCD-40MDR1の3D機能を試してみようと、ラプンツェル3Dを借りてみました。

...正直なところ、感動というほどではありませんでした。ベゼルの内側に箱庭が広がっているだけで、噂に聞く通り飛び出しては来ないのです。恐らく視界を覆えるほどでないと、違和感なく手前に飛び出すことができないのでしょう。

それに加えて、私のように頭が大きい上にメガネの人には、3Dメガネの着用が困難を伴います。90分も着けるのは苦痛です。

そもそも珍妙なメガネを着けて一家団欒もないだろう、という根本的な疑問もあります。映画館やシアタールームの独立した空間や時間の中では許されても、日常の一部から外れられない普通の家庭ではダメなのです。

メガネに関しては視点を制限できる携帯機器なら裸眼も可能ですが、手前に飛び出さない点は変わりません。任天堂3DSの不振の理由も一部はこれではないかと思います。

アバターのPanasonic独占が一部で批判されていますが、それ以前の問題でしょう。ラプンツェルは下の年齢を問わない点でアバター以上のコンテンツですが、テレビでの3D自体がどうなのか...。

プロジェクタなら視界を覆える面積を実現できますが、BD 3Dがテレビの「箱庭」前提の規格になっていないか心配です。もしそうなら、どんなホームシアターでも劇場の感動を家庭に持ち込めないことになってしまいます。今後の足かせにならないことを祈るばかりです。

小さな装置であるテレビに3Dは無謀だったかな、と感じざるを得ませんでした。

レールの上を動くもの

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テレビ東京「空から日本を見てみよう」でキリンと呼ばれる東京港のクレーンが出てきました。正式名称「ガントリークレーン」だそうで。

それを見てふと、鉄工所に設置してあるクレーンを思い出しました。小学生の頃に利用していた理髪店の向かいにあったのです。あれの名前を四半世紀以上も知りません。

形がわかっているものを何と呼ぶのか。文字ベースのネット検索が苦手とする分野で、形や機能など様々なキーワードで画像検索をかけて絞り込むのは全く面倒ですね。

「門型クレーン」だそうな。映画「トロン」の警戒ゲートみたいなアレです。リメイク版の方だとリコグナイザーと呼んだようですが。

なぜ印象に残っていたのかというと、レールの上に乗っていたからです。小学生にとってレールは鉄道だけのもので、それが鉄道以外の場所にあり、鉄道以外のものを乗せているのは、何かすごく憧憬を感じました。

鉄工所...ノダアンドコールマン片平店の柿生側向かいだったはずなのですが...コールマンも鉄工所ももうないのですね。なくして初めて「写真に撮っておけば」と思うのです。
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