2009年8月アーカイブ

音の話

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見たい番組があってもテレビを見なくなってしまったので、視野に入る場所に置くため液晶テレビを導入しました。SONY KDL-19J5。
予想されたこととはいえ音が酷かったので、ヘッドフォン端子(※)にSONY SRS-Z1を接続してみましたが、どうも音圧が上下しすぎる感じでした。
※ライン出力はHDMI機器の音を出してくれないので、外付けスピーカー用としては使いにくいのです

仕方ないのでAVアンプということで、連動できて一番小さいONKYO SA-205HDを導入してみました。当初はSRS-Z1のスピーカーを接続していましたが、ヘッドフォン端子より少し改善したものの、小音量ではうるさく声が聞こえにくかったため、スピーカー側の音質も原因と判断。実家に置いてきたYK8S(FE87仕様)を呼び戻しました。

設置場所の問題は残りますが、テレビの音質はとりあえず解決です。静かに楽しむためにも、集合住宅の液晶テレビはAVアンプと小型スピーカーを付けると良いのではないでしょうか。

実家CR-185XにはYK8Sの代わりにKENWOODのLS-SJ7を付けておきました(SJ-7MSは控え選手のまま)。威圧感があり好みではありませんが、悪くない音でした。


R2のオーディオはステラのものに交換。スポーツモードボタンの穴にAUX端子キットも取り付け、サン電子CCIP-402/Aを介してiPod nanoが復帰。

しかし最近入手した「銀河の魚」サントラをかけたところ、元々反響したようなエフェクトがかかっているため、「AMラジオのよう」と言われるR2標準スピーカーが風呂場のような途方もない乱れた音を出してしまいました。

そこでこちらはcarrozzeriaのTS-F10に交換。高音が強い感じでしたが、ロードノイズの中でも聞こえやすいため、音量を上げ下げする頻度が格段に減りました。

ヴィヴィオM300はADDZESTでしたからともかく、プレオRSも特に不自由しない音だったのですが、R2標準は交換必須だと感じました。

ターミネーター4

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t4.jpg魔王の罠にかかった王様と親衛隊に代わり、勇者と戦士が囚われのお姫様を救い出すストーリーです(違...わなくもない)。

「ターミネーター4」制作会社の持ち株会社、ハルシオンHDが破産申請をしたという衝撃的なニュースがあり、慌てて見てきました。通常の上映期間はとっくに終わっていましたから、山梨はテアトル石和までの遠征です。待合室に猫がいる小さな映画館でした。

ジョン・コナーは予言者でありカリスマであり、抵抗軍はもっと年配が仕切っている設定となっています。北斗の拳2のバットみたいなリーダーも好きですが、これはこれでリアリティがあります。既存の軍隊には元々の指揮官達がいますから、軍属でさえない若造が入る余地はないでしょう。

主な登場人物はジョンの他、T3で一緒に逃亡してT-850の知る未来同様に妻となったケイト・コナー(旧姓ブリュースター)、T1の主人公でジョンの父となるカイル・リース。まだジョンとカイルは出会っておらず、これが今作の目的となっています。そしてT-800と殴り合える謎の男マーカス・ライト。

マーカスは審判の日より前に処刑された死刑囚だと冒頭で説明されますが、執行直前にサイバーダイン社への献体に合意し、改造されてしまうのです。彼の存在により、T3までのいずれとも違う未来にいると観客は認識するのですが、その狙いはクライマックスでスカイネット自らの口で明かされます。

メカについて。まずバイク型のモト・ターミネーター。何しろ人間側の状況が199X年的に酷い有様なので、カーアクションを取り入れるためには仕方ないところでしょう。そんな悪路で走れるのか疑問は残りますが。

T-800以降だけでなくT-600も潜入型だとT1でカイルが語っていたはずですが、T4のT-600はとても大柄で、「ゴムのような皮膚」を見るまでもなく人間ではないのは一目瞭然です。しかし映画として考えると、薄暗いシーンで銀幕越しに皮膚の材質はわかりませんから、「旧型」の記号化としては妥当ではないかと思います。

ハイドロボットという水中型も出てきます。どこのフェイスハガーかと思わなくもないですが、映像的には緊迫感がありました。

巨大な人型捕獲ロボットのハーヴェスターには、「トランスフォーマー」に似てしまっている点などで否定的な感想が多いようです。輸送機トランスポートとの合体はギミックとして面白いのですが。

元々ナンセンスである巨大人型ロボットの運用効率を論じる以前に、そもそも捕獲する理由がありません。スカイネットは人間を排除するのが存在意義なので、片っ端から殺さなければならないはずです。
T-800ら、今までの作品のターミネーター達は一体だけで過去に送り込まれているため、軍隊と対峙しない程度に隠密行動を取る必要がありましたが、今作の時間はまだ人間側が劣勢なので、確実な方法を採る理由がありません。

ですが、さて、T3までで描かれた未来と違うことを思い出さなければなりません。今までの未来ジョンや未来ケイトはカイルやT-800/850にマーカスのことを告げていませんので、T4ジョンがいるのは全く違う時空になります。
そしてまた、スカイネットがジョンよりカイルを優先的に狙うなど、T3までには描かれていないことです。カイルはまだ主観時間ではサラに会っていませんので、T4スカイネットはカイルがジョンの父だと知らないはずなのですから。
※ある出来事を起点にパラレルワールドが派生していく考え方に基づきます

つまり、T3でT-Xを送り出したよりさらに未来からの黒幕が存在することになります。その誰かが、マーカスを改造し、さらに指導者になる前のジョン、彼と会う前のカイルを探して殺すよう、T4スカイネットに指示したことになります。
それはもちろんスカイネットですが、さすがに情報だけを過去に送るような、映像的に地味な真似はしないでしょうから、また人型ロボットの何者かと考えるのが無難でしょうか。

T4は「俺達の戦いはこれからだ!」な終わり方をしてしまいます。サイバーダイン社は吹っ飛ぶのですが、スカイネットはコンピューターネットワーク上に存在する(T3からの設定)ので、まだ消えてはいないのです。

T2ほど圧倒されなかったのは正直なところですが、続きが見たいと思うぐらいには楽しめました。でも、最後まで撮影されるんでしょうか?

忘れてないのに天災が

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20090811052120391-110507.png駿河湾にM6.5、ここは震度3でしたが、震度6弱で東名高速道路が土砂崩れ、通行止め。

お天道様、せっかくの休みに意地悪しないでください。

天災は忘れた頃に

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20090809202521391-091956.png至近距離、100mない距離への落雷がありました。
停電がありましたが、それは無停電電源で事なきを得ました。しかしADSLモデムの、不思議なことにLAN側を破損してしまいました。

私の携帯電話はほとんどあるだけの状態です。使い機会がないのでパケット定額もなし。とりあえずNTTの故障受付の番号だけ検索して、後は封印しました。
局所的な調べ物をする術がなくなるのは困るのは困りましたが、後から調べられると思えば忘れてしまえる程度のことではあります。

たまった洗濯物もアイロンがけも掃除も片付けも済ませて、さあ明日は遠出をしようと思ったら、素敵な歓迎を受けてしまいました。

さらに電話回線用のサージプロテクタを物色に行ったら大きめの地震にも遭遇。震度3・東海道沖M6.9、ずいぶんと長い間揺れていました。
店舗内という公共の閉鎖空間で地震に遭遇したのは初めてですが、今は初期微動の段階で店内放送が流れるんですね。

地震・雷・火事・親父。実害がある規模だったのは雷だけだったとはいえ、二つに遭遇するのも珍しい話でした。

ねこ

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NHK教育の「すイエんサー」という番組で、猫はなぜ甘えるのかを取り上げていました。
結論から言うと、猫側は「甘えている」つもりでやっている可能性は低そうだ、ということのようです。

番組では二つの事実が示されていました。

・人間側が猫に「甘えられたい」と期待している
・ゆっくりとした動き(5cm/s前後)を心地よいと感じる

前者は、いわゆる「萌え」にあたると考えられます。猫が視野に入った段階で、脳(情動を司る眼窩前頭皮質)が活性化することが確認されており、被験者も「こっちに来ないかな」「甘えてこないかな」と想像・妄想しているとのことでした。
また、リラックスした猫は元々ゆっくり動くことが多いので、自動的に後者にも合致します。

それではすり寄ってくるのは何なのか。
単に近くでゴロンとしているだけなら、人間のことなどお構いなしなだけと解釈できますが、スリスリは人間に対して行われています。
しかしこれも、単なるマーキングではないかと推測していました。様々な動物が木の根元に身体をこすりつける様子を思い出せると思います。

ただし、人間が好反応することを承知している可能性もあるとフォローされていました。
猫は犬や、同種のライオンほどではないものの、夜の集会など社会を作る生き物ですので、認識の中に人間も組み込まれている可能性はあるでしょう。明確な「飼い主」については認識が薄いとしても、エサをくれると知っているのは間違いないところですから。

ひょっとしたら、実は猫の気まぐれかもしれないですけどね。

猫の害にさえならなければ、「甘えている」と人間が勝手に解釈するのもまた、飼う上での醍醐味として胸を張って良いのでしょう。
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