ねこ

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NHK教育の「すイエんサー」という番組で、猫はなぜ甘えるのかを取り上げていました。
結論から言うと、猫側は「甘えている」つもりでやっている可能性は低そうだ、ということのようです。

番組では二つの事実が示されていました。

・人間側が猫に「甘えられたい」と期待している
・ゆっくりとした動き(5cm/s前後)を心地よいと感じる

前者は、いわゆる「萌え」にあたると考えられます。猫が視野に入った段階で、脳(情動を司る眼窩前頭皮質)が活性化することが確認されており、被験者も「こっちに来ないかな」「甘えてこないかな」と想像・妄想しているとのことでした。
また、リラックスした猫は元々ゆっくり動くことが多いので、自動的に後者にも合致します。

それではすり寄ってくるのは何なのか。
単に近くでゴロンとしているだけなら、人間のことなどお構いなしなだけと解釈できますが、スリスリは人間に対して行われています。
しかしこれも、単なるマーキングではないかと推測していました。様々な動物が木の根元に身体をこすりつける様子を思い出せると思います。

ただし、人間が好反応することを承知している可能性もあるとフォローされていました。
猫は犬や、同種のライオンほどではないものの、夜の集会など社会を作る生き物ですので、認識の中に人間も組み込まれている可能性はあるでしょう。明確な「飼い主」については認識が薄いとしても、エサをくれると知っているのは間違いないところですから。

ひょっとしたら、実は猫の気まぐれかもしれないですけどね。

猫の害にさえならなければ、「甘えている」と人間が勝手に解釈するのもまた、飼う上での醍醐味として胸を張って良いのでしょう。

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