2011年2月アーカイブ

八百長

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世の中には黙認されている悪習があります。誰もが認識していますが、損得勘定で「仕方ないか」で済ますのです。

例えばいわゆるヤクザです。中にもいろいろ人種があるにせよ、縁日に屋台を見て撲滅しようと思う人は多くないでしょう。

さて大相撲。八百長の話は何十年と囁かれ続けています。どこからともなく「あの力士は八百長だ、あの力士は真面目だ」と噂されてきました。

あの江戸時代から続いているのですから、色々あるでしょう。しかしそれら全てを含めての大相撲でも、私は構わないと考えています。

手品師は「種も仕掛けもありません」と言います。実際はあるけれど「わからないでしょ?」「見破ってごらんなさい」というわけです。この言い回しにケチを付けるのは無粋にも程があります。

楽しければそれでいいとも思うのです。寺尾の突っ張り、小錦の豪快な勝ち負け、水戸泉の塩まき、ファンの心理として勝敗は二の次だったりしないでしょうか。

七勝七敗の千秋楽を高確率で勝ち越すのも、プロレスラーがカウント3直前から大逆転するようなものだと思えば、大した問題ではないかもしれません。

もちろんその場合、プロレスのような単なる興行団体として、公益法人からは外れなければなりません。施設も買い取らなければならないでしょう。

江戸時代ではない現代の政府の庇護を受ける資格があるのか否か。暗部を否定するのか肯定するのか。一度真剣に議論した方が良いのではないでしょうか。

新型インフルエンザ

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「新型」でなくなるためには、次の新型が出なければならないのが世の常です。工業製品のように新型登場の周期が短ければ、次の新型が期待される頃には「新型」とは呼びませんが、この新型インフルエンザがいつまで「新型」なのか、少し興味があるところ。

歴史を紐解くと、有名どころのAソ連が1977年。A香港が1968年なので、30年ほど通称が付くインフルエンザが出ていないことになります。でもいくら何でも10年以上も「新型」とは呼ばないでしょう。

「新型」はA型に属するらしいので(A/H1N1亜型)、最終的には最初に確認された場所からAメキシコと呼ばれるのでしょうか。地名を付けると観光業的に好ましくないでしょうから、別の名前になるのでしょうか。

そのA/H1N1亜型インフルエンザは、感染すると検出しにくいというニュースがありました。喉ではなく肺の中で繁殖するため、検体を採取しにくいとのこと。特に厄介なのが、在来型との同時感染の場合、喉からの検体でそちらが陽性となるため、肺の方を見逃してしまうとか。

検出しにくい上に流行がかなり拡がっているため、疑わしければ治療薬を積極的に投与せよ、と呼びかけ始めているということでした。新型を誘発する抗生物質治療を控える、という段階は既に過ぎてしまったわけですね。

予防接種のおかげか、今のところ私は感染していませんが、職場でも出始めています。昨年より明らかに多い印象なので、気をつけなければなりません。
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