新型インフルエンザ

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「新型」でなくなるためには、次の新型が出なければならないのが世の常です。工業製品のように新型登場の周期が短ければ、次の新型が期待される頃には「新型」とは呼びませんが、この新型インフルエンザがいつまで「新型」なのか、少し興味があるところ。

歴史を紐解くと、有名どころのAソ連が1977年。A香港が1968年なので、30年ほど通称が付くインフルエンザが出ていないことになります。でもいくら何でも10年以上も「新型」とは呼ばないでしょう。

「新型」はA型に属するらしいので(A/H1N1亜型)、最終的には最初に確認された場所からAメキシコと呼ばれるのでしょうか。地名を付けると観光業的に好ましくないでしょうから、別の名前になるのでしょうか。

そのA/H1N1亜型インフルエンザは、感染すると検出しにくいというニュースがありました。喉ではなく肺の中で繁殖するため、検体を採取しにくいとのこと。特に厄介なのが、在来型との同時感染の場合、喉からの検体でそちらが陽性となるため、肺の方を見逃してしまうとか。

検出しにくい上に流行がかなり拡がっているため、疑わしければ治療薬を積極的に投与せよ、と呼びかけ始めているということでした。新型を誘発する抗生物質治療を控える、という段階は既に過ぎてしまったわけですね。

予防接種のおかげか、今のところ私は感染していませんが、職場でも出始めています。昨年より明らかに多い印象なので、気をつけなければなりません。

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