八百長

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世の中には黙認されている悪習があります。誰もが認識していますが、損得勘定で「仕方ないか」で済ますのです。

例えばいわゆるヤクザです。中にもいろいろ人種があるにせよ、縁日に屋台を見て撲滅しようと思う人は多くないでしょう。

さて大相撲。八百長の話は何十年と囁かれ続けています。どこからともなく「あの力士は八百長だ、あの力士は真面目だ」と噂されてきました。

あの江戸時代から続いているのですから、色々あるでしょう。しかしそれら全てを含めての大相撲でも、私は構わないと考えています。

手品師は「種も仕掛けもありません」と言います。実際はあるけれど「わからないでしょ?」「見破ってごらんなさい」というわけです。この言い回しにケチを付けるのは無粋にも程があります。

楽しければそれでいいとも思うのです。寺尾の突っ張り、小錦の豪快な勝ち負け、水戸泉の塩まき、ファンの心理として勝敗は二の次だったりしないでしょうか。

七勝七敗の千秋楽を高確率で勝ち越すのも、プロレスラーがカウント3直前から大逆転するようなものだと思えば、大した問題ではないかもしれません。

もちろんその場合、プロレスのような単なる興行団体として、公益法人からは外れなければなりません。施設も買い取らなければならないでしょう。

江戸時代ではない現代の政府の庇護を受ける資格があるのか否か。暗部を否定するのか肯定するのか。一度真剣に議論した方が良いのではないでしょうか。

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