COVID-19

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ええもう大変なことになっているようでして。私の地域でも数人の感染者が確認されているやら。でもまあ最善を尽くしてもダメな時はダメですから、後は天に任せるしかありません。最善を尽くしたら、ですが。

新型ですので誰も正体を把握しているわけがありません。「エビデンスは!?」とかバカも休み休み言えってんです。国民の税金で国の足を引っ張らないでもらいたい。議会に限りませんが会議に揚げ足取りも評論家も不要です。

最近は特にNHKスペシャルあたりが正確な情報を発信しているので、今さら元バイオ落ちこぼれが専門的内容で言うようなこともありませんが、私が体験した、目にした誤解などについてちょっと書きたいと思います。

特徴が間質性肺炎ということでアスベストを連想し「回復しない!」と思いがちですが、この病気もアスベスト以外に多数あり、きちんと治療すれば回復するということ。これは私も初めて知りました。素人が知っている病名なんてのは非常に大まかな括りに過ぎないということでしょう。
(2020.12.27訂正)
私には間質性肺炎といえばアスベストだったのですが、じん肺を原因とする「特発性」間質性肺炎は回復しないどころか余命を心配するレベル。間質性肺炎には色々あり慢性化により一度線維化してしまうと回復はしないのだそうです。逆に言えばしなければいずれ回復する...はずですが、息切れなど呼吸器に関係する後遺症も深刻のようですね。

次に言葉の話。専門家会議の「クラスターさえ摘み取れば」戦略の根拠でもある、条件が揃った場合の感染力について、「空気感染」「エアロゾル感染」「マイクロ飛沫感染」と言葉の混乱がありました。
「空気感染」が今まで極端なところでは口蹄疫のように、km単位の長距離を飛んでいける病原体に対して使われていたことから、そこまでの感染力はないために新語を使っていると理解しています。インフルエンザウイルスよりは長く飛べる、他意はありません。

あとはやはりマスクの着用についてでしょうね。平均1週間ぐらいという潜伏期間中にも感染力があることから、仮に誰でも気楽に検査ができるとして、過去その時の陰性を証明するものでしかない。「今」もう誰かに移せてしまうかもしれないので、自分の飛沫・マイクロ飛沫を防ぐために着用するのです。

といっても昔の認識を思い出すだけです、風邪を引いた人だけがマスクを着けた頃の認識です。一般人にはマスク自体の予防効果なんかは極論すればどうでもよく、それは人混みを避ける、短時間にする方でカバーです。近くの人からの飛沫程度が防げれば良い。粒が大きい方がウイルスは多く、感染力が強いのは自明ですから。

免疫を破壊するらしいとか再発するらしいとかまだ不確定な部分は山ほどありますが、それは心配しても仕方がありません。1999年を前にして自殺するようなもので、自分の力が及ばないものを心配しても無駄な苦労で精神衛生によろしくありません。できることだけ考えましょう。

マスク、手洗い、うがい(とりあえず)、人混みを避ける、きちんとやれば仮に感染したとしてもそれは意味があることです。本当に意味があることなのですよ。私やあなたという一個人は感染することもあるかもしれませんが、皆が気をつけていれば社会全体での感染者は減るに違いないのですから。

ところで私は1月末に風邪を引きましたが、熱が上がったり下がったり変な風邪でした...というのも今回噂されている「軽症」の症状ですが、味覚嗅覚障害とは違い今のところ公式見解はないようです。恐らくそれほど珍しくはないのでしょう。

私の勤務先は自粛開始と同時、3月頭から在宅勤務になりましたが、自宅なんてものは仕事を忘れるための場所ですし机も散らかっており、心労もあって片付けさえままならず、初日はストレスから吐き気さえ感じて欠勤、それからわーっと片付けて翌日から仕事をしたりぼーっとしたり、それなりの能率になるまで半月かかりました。

かつて私が背中を見ていた人の中にもこのウイルス研究に関わっている方もいることでしょう。応援し、せめて迷惑をかけないように自衛・予防し、容易に治療できるようになり日常を取り戻せるのを待つのが今できることです。

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