シャーロック・ホームズの映像化作品は数あれど、その中で縁があるのが1979年に制作された主演Geoffrey Whiteheadのテレビシリーズです。
Wikipediaの記事によると低予算だったとかプロデューサー(ポーランドのテレビ局)が賄賂で逮捕されたとかフィルムが当局に没収されたとか色々騒動が書いてあるのですが、伸興通商というところが英語教材化しており、それを大学生の頃に語学の授業で使っていたのです。
H: I'm sorry Dr. Watson. But I am one of the best pickpockets in London.
W: You picked his pocket?
H: (ここ曖昧、「人聞きが悪いね」の字幕)
W: What did you...take?
というやり取りでホームズが財布か手帳かを懐から取り出すシーンが非常に印象的でした。容疑者からモノ盗んどいてワトソンに言い直させるというのが、当時まだ翻訳版も含めてホームズは読んだことがなかったのですが、いかにも「それっぽい」と感じたのです。
でこのシリーズ、上記の騒動が原因かDVD化は長らくされていなかったのですが、最近、2017年になってドイツから発売されていたようです。ドイツなので"Sherlock Holmes und Dr. Watson"と...なんだかund以外が英語綴りのままなのが某戦車アニメを連想してしまいます。
英会話がそれなりにできる今でもネイティブの速度には追いつけないので字幕があると嬉しいところですが、ともかく入手しようと目論んでいるところです。
さて今どき日本メーカーの技術者なんてアジア人との英会話が大半でして、theがlaに聞こえるつまりð→lの傾向がある中国語訛り(人によりますが台湾中国共通のようです)とか、速度はともあれこれはこれで慣れるのに苦労しました。そしてネイティブからすれば彼らも私もかなり訛って聞こえることでしょう。
他、身近にはロシア人もおり(日本語英語のトリリンガルですがtʃ→ʃの傾向あり)、またアメリカ法人やドイツ人法人からも偉い人が来て喋ることがありますが、今の私が一番苦手なのがドイツ語訛りです。イントネーションが上下にうねり、さらに単語単位(或いはドイツ語で複合名詞になるような固まり単位?)で語尾がかなり上がるので、切れ目が分かりづらい!
英語、なんですよこれら全て。誰も引け目など感じることなく喋っています。技術的な向上心があればなお良いですが、日本人も日本語訛りで堂々と喋ればいいんです。実際、LとRの違いなんて文脈でわかりますから(アクセントがおかしくても箸と橋を間違えないでしょう)、何の心配も要りません。