死んだのは私物でなく初期試作品PCなので普通に使っていても死ぬことがあるような代物ですし、大雑把な評価しかできない時点のものなので、まあ仕方ないで済んだりもしますが。
さてそれで、この商品は「まずまず、何より安い」というネット上のレビューで購入したわけなので、恐らく初期不良品なのでしょうが、中身が知りたくなり割ってみました。返品できるのでしょうけど¥1280でしたしね。
使用されていたのは台湾Weltrend社のWT6630Pでした。コントローラー自体はUSB-IF certifiedだそうなので、そう怪しいものではなかったろうと思います。最終段?にMOSFETのAO4409。基板のシルク印刷型番は電源側LS-PD60-A2.1及びUSB側LS-PD60-W3。
ワタクシ電子回路のことは初歩の初歩ですら怪しいですが、何やら電源回路の方が異様に入り組んでいるような。複数電圧を生成するため? にしても部品点数が多いような印象です。見よう見まねのシリーズ電源しか組んだことないので、あくまでただの印象ですが。
ところで今回一つの学んだのは、USB PD対応USBハブが守ってくれるということでした。PCメーカー純正品なら心配無用でしょうが、野良充電器に手を出すつもりがあるのなら、PD対応USBハブを是非1台持っておきましょう。
上記の初期試作品PCも一度1ポート飛ばされた後もハブ経由ならこのPDPC10-Bで充電できたのですが、後の試作最終段階のものでは(安全に)拒否されておりました。従って、ハブ経由でまず試すのは有効なことだろうと考えます。もう少し後の世代のPCだと、直結しても安全に電源断するようでした。今のところ破損は確認されていません。