遅い!

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昨年末から立て続けにCPUそのものの設計に起因する脆弱性の修正が行なわれ、ちょっと反応が悪くなりました。

特にOfficeScan(ウイルスバスター)が入った会社のMacBook Pro Mid 2012が、つい最近引退したDELL Dimension 9200CのCore 2 Quad仕様並に一気に遅くなっています。本当に遅いです。

ランダムアクセスの性能が悪くなったらしいので、起動後であればSSDでもハイブリッドHDDでも大差ないかもしれません。

自宅で使っている同じIvyBridgeのMac mini Late 2012はAviraのおかげでしょう、そこまで悪くはありません。

ちなみに9200Cの置き換えで選定したのが趣味丸出しにRyzen 5のBTO品でして、最新かつAMDという今回の性能悪化が最も軽微な組み合わせとなっており、リスク分散の意味でも幸いでした。しかしMacBookをどうしたものか...。

さてSpectre/Meltdown、CPUに対するサイドチャンネル攻撃だそうでして、実行時間の違いでキャッシュにヒットしているかを判断することで、投機的実行させた結果を知ることが(理論的に)可能である、というもの。

アウトオブオーダー実行や分岐予測はPentiumからPentium IIへの過渡期、互換CPUが最も元気だった時代によく耳にした単語ですが、今は結果を待たずに次の命令を実行することを投機的実行とまとめて呼ぶようです。

このサイドチャンネル攻撃という奴は相当に厄介ですね。例えば消費電流を調べると暗号解読のヒントが得られるとか、ブラックボックスに聴診器を当てるイメージのような気がしています。

今から設計されるCPUは、投機的実行結果の破棄をパイプラインだけでなくキャッシュに対しても行なうのでしょうか。普通に考えてそれが市場に出てくるのは2年後でしょう。

うん、2020年に買い換えましょうそうしましょう。

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