新宿

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新宿と言えば新宿駅。そして伊勢丹近くに三丁目。二丁目がゲイの街とは全国区で有名ですが、それがマルイの向こう側あたりだと最近知りました。

なら一丁目は?と思ったら、そのまたさらに向こうだそうでして、新宿御苑駅のあるあたり。つまり新宿駅から見て遠い方から一丁目、二丁目、三丁目。これは新宿駅ができる前からの地名らしいと思いました。

そもそもこの住所はいつできたのかと思ったら、明治初期には今より小さいものの、住所自体はあった模様。上記三つの新宿○丁目が東から順に細長く並んでいました。

よくわからないので江戸時代を調べたところ、内藤新宿上町、仲町、下町、というのがほぼ同じ形で並んでいました。「上」「下」といえば御所視点、江戸時代ですから京都。

なるほど明治時代に遷都したので新宿○丁目は東から順に数字が振られたのだと考えられます。

内藤新宿は宿場の一つですから、よく「新宿は辺境」と言われますがそれは淀橋浄水場等のイメージが強いせいで、宿場町は当然当時の中心部だったでしょう。

江戸の外は宿場町以外は田舎で当たり前です。内藤新宿は甲州街道の最初の宿場町ですが、旅籠の数が同等以上の宿場町は府中、日野、横山(八王子)、中初狩(大月)のみだったようです。

まあ、甲州街道自体が五街道の中で一番地味で、特に東海道に人気を取られて衰退したとか何とかいう事情もあるようですが...。

それはそれとして、ともかく新宿一丁目~三丁目は宿場町由来の地名でした、というお話です。

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