万年筆

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少し前にメインの万年筆をセレモからキャップレスにしました。太い軸にしたかったのと、パイロットらしいものにしたかったのとで。

ところが標準モデルの緑軸が終息していました。最初からなければともかく「なくなった」とわかると意地でも欲しくなるもので、方々探した結果、新宿西口の世界堂で中字を発見。

しかしどうもうまく書けず、数ヶ月して京橋はペン・ステーションまで相談に行きました。すると目から鱗の事実。

万年筆のペン先は切り割りを押し開くことでインクが出ますが、太字の方が先の幅が広い→下側が接地してから上側まで距離がある、つまりインクが出るまでの時間差が大きくなる、との説明をいただきました。

...となると筆圧のかけ方次第ですが、原理的に太字ほど殴り書きには向かないことになります。私の場合はボールペンが苦手という理由で万年筆を使っており、殴り書きもするので細い方が良いわけです。

高校生の頃に手にした最初の万年筆セレモがたまたま細字だったのは幸いでしたが、キャップレス緑軸は中字しか手に入らなかったので仕方ありません。そんなわけで細字へのペン先交換をお願いして、無事に丸く収まりました。

ちなみにペン・ステーションには説明用のペン先拡大模型が置いてありまして、上記説明もそれによって行なわれました。また手入れの仕方とか色々アドバイスしてもらえました。ありがたい。

その中で、キャップレスはコンバータで吸入時に浸さなければならない部分が長いので、背の高い瓶の方が良いかもしれない、とも教えていただきました。70ml瓶はインクリザーバー(吸い上げやすくするための控え室)があるようなので、そこでも有利になりますね。

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