中国語の発音

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もう一つ出張ネタですが、一人で工場まで行ってこい、という事態がありました。しかもその話が来た時、現地法人の方はいませんでした。

地図アプリで場所はわかるのですが、近くに何があるか説明できた方が良かろう、というので即席で地名の中国語発音を覚えたりしまして、ちょっと関心が沸いているところです。

その中で知ったのが、ピンインがラテン語の表記法だということです。イギリスとかの知識人は結構普通に読めるとやら。いや英語ドイツ語はゲルマン語系ですから、ラテン語系地域の方が楽かもしれないですね。ポルトガルとかでしょうか。

私の発音の知識なんか日本語以外は英語しかありませんが、qiでチーとかxiでシーとか。摩擦音らしいので...英語でthの発音の親戚になるでしょうか。

それで、近くの美術館とMRTの駅名だけ(たぶんこんなだろう程度に)発音できるようにしておいて、最後は実際に助けられました。備えあれば嬉しいな。

もちろん、この場合はmuseumやstationが後ろに付けば範囲が限定されるため、発音が間違っていても理解されやすいためですが、言語を問わず、相手の頭に浮かぶだろう選択肢を予め減らすのは有効なテクニックです。

そうした経緯で地名のピンイン表記を発音してみて遊んでいます。

ところで地名も色々あって、MRT板南線にもある忠孝シリーズは儒教由来の名前だとか。中山~は孫文の号、中正~は蒋介石の名。南京とか長安とか、大陸の地名を持ってきたもの。松山、板橋、高雄あたりは日本統治時代に付けられたもの。

大陸の地名は「忘れずいつか帰る」という意思表示だったそうですが、それと別に風水的な意味もありそうな感じ。風水は首都の地理を街や家に再現する一種のミニチュアによる験担ぎなので、配置に意味があるとしたらその要素があるでしょう。

日本統治時代の地名が定着しているのも少し複雑な気分ですが、でもせめて音読みした方が良いような気がしたり。もう別物とはいえ中国語由来ですから。訓読みしてる日本人に注文付けないところが本当にありがたい話です。

松山はソンシャン、板橋はバンチャオ、高雄はカオシュンですか。相手国に敬意を表する意味以外にも、道を聞く時に役立ちますから、地名はぜひともネイティブ読みを覚えたいものです。

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