刹那

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staircase.jpg北浦和西口駅前のビル工事現場の脇から見えている、工事用の階段です。

工事が始まった頃に胸キュン(死語)してしまったのですが、すぐに覆われて見えなくなっていました。完成間近になって、また見えるようになりました。

最初はもっと銀色でピカピカだったと記憶していますが、これもまた時間経過が感じられて良し。模型の塗装でもわざわざ汚しをするぐらいに。

分野に限らず職人さんは格好良いんですよ。大工さんも、料理人も、お医者さんも、絵描きさんも、ランナーも、ラガーマンも。当然、彼らが使う道具もまた。

しかも物作りとなると少し特殊で、作業中に使うものは、完成したら一切見ることはなくなります。余興として以外の目的で、包丁が客席に顔を出すことはなく、こうした大工道具も完成した建物にはないわけです。

その時しか見られないものを、たとえ横目でも眺めるというのは、少し得をした気分になります。

(2013/02/27追記)
骨組みだけの頃からあったので、てっきり作業用のものかと思ったのですが、塗装され直して足元にもコンクリが入って、非常階段になりました。

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