芦田豊雄

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回顧展に行ってきました。4日に見たのですが、図録は朝から並ばないと入手できない状態とのことで、8日にもう一度行ったのでした。

アニメというものに興味を持った(平たく言えば道を踏み外した)きっかけがワタル2でした。高校2年の時ですね。初めて買ったLD BOXもワタル2でした。

アニメ番組も最近は熱心に見なくなりまして、全話見たのはストライク・ウィッチーズが最後ですが、ってもう3年半になります。

超ワタル以後、芦田氏がご自身のキャラデザを披露した作品はありませんでしたが、最後となってしまいました。

回顧録には遺作となった戦部ワタル(2仕様)も展示されていました。亡くなる前日まで描いていたとのことで、痛々しい筆遣いとなっています。

バイファムとかガラットとか、この辺は私は見ていないのでわからないのですが、ワタル、グランゾート、ガリバーボーイ、タカマルといったあたりを懐かしく眺めて回りました。

他に2009年と記載のあるサイボーグ009もあり(図録未収録)、こちらは1979年の作品ですから、あれだけ仕事を重ねても手がけた作品は記憶に残っているものなんだ、と遺作と合わせて心が温かくなりました。

なんというか、これが歳を取ることなのだな、と最近感じるようになりました。憧れの先人が次々と亡くなる歳になったのだな、と。やがて同年代の人が亡くなる時が来るのです。

直接間接いずれであれ、知っている人の死によって生者は己の人生を見つめるのでしょう。人から受け取ったものと、自分が為したものとで、自分はできている。そして自分が誰かに何かを与える。人に限らず単細胞生物でもそうですが、そうして繋がっているのですね。

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