地震後

| コメント(0) | トラックバック(0)
地震規模がM9.0に上方修正されたのでしたね。日本の観測史上最大ですよ。もう歴史的瞬間を経験したということで、貴重と前向きになる以外に何ができるというのでしょうか。

おかげで福島第一原発が末期的のようですが、風来坊でもなければ、当てもなく移住することはできないのです。

東京電力のやり方が最悪を想定しない場当たり的な対応にしか見えないので、「こんな連中の言い分を信用してきたのか」と原発黙認派として反省することしきり。政府もまた後手に回りっぱなしで、救いのない状況です。

一方で東北電力管轄の原発は安全を保っており、日頃からの危機意識の違いを実感しています。

勤務先は、私の部署がある建物の被害は軽微でしたが(それでも壁の石膏ボードが割れたりしています)、もう一方がやられ気味で社員食堂も使えなくなってしまいました。痛々しい立ち入り禁止区域が設けられ、中の様子はうかがい知れません。そのうち竪琴が生えた若者が出没しそうです。

業務はなんとか日常通りですが、それも「計画」停電がなければのこと。午前の停電が事前にわかっている場合、シフト通勤をするよう通達が出ました。午後の場合...ノートPCの人は粘れ、さもなくば帰れ、とのことで。はい、私はMacBookですね。

何を作るにも部品が必要ですが、東北にある半導体メーカーのラインが電力の総量規制で立ち上がらないと聞きました。

電力が余ろうが余るまいが、絶対にその地域が停電しない期間を半月前ぐらいに把握できないと、予定の一つも立てられないのですよねえ。これでは日本の産業が死んでしまいます。

地震酔いが少しあります。三半規管の異常だと言われますが、私は神経質になっているだけだと考えています。つまり今まで無視していた脈拍など由来の微動を感じ取ってしまっている、と。本物そっくりにアニメを動かすと小さな動きで違和感を覚えるように。余震が終われば忘れるでしょう。

朝が辛くなりました。湘南新宿ラインの運休で宇都宮線の本数が実質半分になって座りにくくなった上、停電があると時間調整で合計20分近く遅れるので、早く出ているためです。

勤務先周辺は何もないので弁当必須。妻には弁当を作ってもらい、共同だった朝食は私。以前より1時間近く早く起きています。睡眠時間は体質なので、できれば11時に眠って6時間睡眠を確保したいのですが、なかなか難しいです。妻も前日の内に弁当準備をしているので疲れ気味。

大宮と勤務先が同じグループなので、停電早退をすると買い物ができません。駅からの明かりが反射する以外、見渡す限り真っ暗な大宮の街並は、気味の良いものではありませんでした。

品薄は続いています。ガソリン、米、トイレットペーパーは半ば解消、牛乳、卵、ティッシュは安定せず、ヨーグルトと水は絶望という感じです。水の代わりにお茶と見ると、烏龍茶は見かけますが渋くて嫌いです。麦茶万歳。

牛乳も卵もヨーグルトも保存が利きませんから、買い占めの影響は電池ほど大きくないはずです。酪農は東北や北海道が多い印象ですから、やはり入荷が減っているのでしょう。牛乳は長野のものが出回り始めています。

ヨーグルトといえば、牛乳にヨーグルトを一さじ入れるとヨーグルトになる、と理科の先生が言っていましたっけ。食中毒になりたくなければ一世代で止めておけ、とのことでしたが。

2週間ほど、昼休みのウォーキングを止めていました。原発のナニで外出を減らしたかったためですが、そうしたら代謝が落ちて一時的に冷え性になってしまいました。マフラーを巻いて仕事をする有り様。今週月曜から再開して回復しています。

まずは原発ですね。落ち着くまで何ヶ月かかるのでしょうか。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://mychro.mydns.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/194

コメントする

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.13

ホームページ