アリス・イン・ワンダーランド

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公開二日目という、珍しく非常に早いタイミングで映画を見ました。たしか「サイレント・メビウス」か何かで舞台挨拶を見ていますが、それに次ぐ快挙。

ルイス・キャロルによる2作品のその後だと伝えられていましたが、アリス・キングスレイ(ミア・ワシコウスカ)は19歳で、結婚を目前にしている設定となっています。

まあ、でも、実質の主役はジョニー・デップ演じる帽子屋ですね。役名もマッド・ハッターとなっており、怪優の本領が発揮されています。三月ウサギと並んだキ○ガイの共演は必見です。

登場人物は両方からの総出演ですが、ストーリーは鏡の国の方がメインとなっています。有名どころではハンプティ・ダンプティが出てきません。モンスターとしてバンダースナッチ、ジャブジャブ鳥、そしてラスボスにジャバウォッキーが登場します。

チェシャ猫は相変わらず出たり消えたりしています。吹き替えで見たのですが、声がとても合っていました。

青い芋虫アブソレムの「ほど遠い」や、マッド・ハッターの「すごかった」といったキーワードは、女性の強さを語っているようです。ここでマッド・ハッターは迷っているアリスに「すごか『った』」と言っています。この強さは幼い頃から持っているものだということでしょう。

鎧と盾と剣で武装したアリスなんか、なかなか見られないでしょう。個人的にはワルキューレ風が見たかったりしますが。
ただ、こう直接的な戦いではルイス・キャロルの世界観からかけ離れているようにも思います。インディ・ジョーンズ程度には謎解きを交えてくれれば、もっと楽しめたでしょう。

全体的に伏線を踏み潰していく強引さがあるので、引き継いでいるのはイカレた雰囲気だけと考えておいた方が良いですね。結末は現代風ですが鼻につく人もいるかもしれません。

ストーリーは重厚とは言い難いですが、映像とイカレっぷりだけでも充分に見る価値があります。

で、「エルム街の悪夢」のポップが立っておりました。6月末の公開だということで、こちらも楽しみです。

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