代弁

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teletama.jpg勝手に代弁して悦に入るのを見るのは、それがたとえ正しい内容であっても、虫酸が走ります。人間以外の生物でも強烈なエゴイズムを感じますが、まして非生物だと尚更です。

ラジオを聞く時間が長いので、民放連の「地球君が辛そうでーす」のCMが時々入るのですが、もう吐き気がして即座に周波数を変えてしまいます。きっと正義のためだから手段は問題ではないと考えているのでしょう。民放連からしてこれなら、民放全体の程度も知れるというものです。

「勝手な代弁」は、相手が語る口を持たないのをいいことに、一方的に風説を流すのに等しいでしょう。環境利権団体が鳥などを原告として訴訟を起こすことがありますが、非常に似たものを感じます。

一応は住処を破壊されることは好まないので、地球環境は意識していますが、果たして地球に意識があるとして、言い換えれば神様がいるとして、地球が辛いなどと誰が言ったでしょうか。
「地球が辛いから止めましょう」、さすが日常的に過熱報道をしている連中の親玉は言うことが違います。これほど逆説的なスパイスもないでしょう。

地球は非生物であって、我々の家であって、汚せば自分も汚れる、冷徹な鏡のようなものです。天に唾する、因果応報、伝統的な価値観がありさえすれば、「環境『を』守ろう」という掛け声は必要ないのかもしれません。

この種ではテレ玉で流れているCMが、映像的にあまり好きではありませんが秀逸です。若い男女が川で遊んでいるうちに、どんどん汚れまみれになっていく、というもので、シチュエーションこそ作為的ですが、普通に遊べばこうなる、という冷静な視点で作られています。

報道カメラマンは「人間ではなくただの目になれ」と教えられると聞きました。民放連とテレ玉と、なぜこうも違うのでしょうか。

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