ゼイリブ

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theylive.jpg遠い昔、アメリカへホームステイに行った折、ホストファミリーで見かけた映画がこれでした。

1989年の夏、公開の翌年ですからレンタルビデオかケーブルテレビか。日本人から見ると風変わりなビデオデッキがあった気がするので、レンタルの方だったでしょうか。いずれにせよ、こんなマニアックな作品との邂逅が海外での話だなんて、珍しいにも程があります。

教会へのガサ入れの後、段ボールを運び出してサングラスをかけるシーンあたりから記憶が始まり、銀行で銃を乱射した後、小さなUFOを撃ち落とすシーンまで覚えていました。おかげでこの作品だと後から調べられたのですが、それももう10年以上前の話です。パソコン通信時代かインターネット初期かに掲示板で教えてもらうことができました。

カルト的作品らしいと知って見てみたくなり買っておいたのですが、結局長年放置といういつもの有様でございます。
型番を見る限り2000年版のものでした。その後2003年に再販されましたが既に廃盤。ややプレミアムが付いてしまっているそうで。これも吹き替えでの放送があったらしいので、次に発売する時はぜひ収録していただきたいものです。

支配階級を宇宙人として描く風刺作ですが、特に流行ものの広告に違和感を覚えたことがある人は多いでしょう。「今年の流行はこれだ!」...流行らそうとしているだけでは?と。
別に何のことはない、扇動は消費を効率よく回すための方法に過ぎないのですが、そこに悪意があったとしたら、こういう解釈になるでしょう。

「バトルランナー」や本作のようなテレビ風刺作品は、今時のテレビでは放送してくれるのでしょうか?昔のテレビは自身への批判を含む作品すら、よく流していたものですが。

今や日本は宇宙とお話できてしまう人がトップに座ってしまいましたので、この作品を見るにつけ、フィクションであってほしいものだと思わずにいられません。

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