初BD

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「ターミネーター2 プレミアムエディション Ver.2.0」が届きました。私にとって、映像ソフトとしては初めてのBDになります。

何度も見ているので内容は今さらですが、フジテレビ1996年放映版の音声が収録されているのが最大の特徴です。エアチェックを紛失し、また聞きたいと切望し何度かテレビ局にも当時のジェネオンにも投書したことがありますが、遂に再会できました。

「地獄で会おうぜベイビー」、これが聞きたかったのです。「さっさと失せろ、ベイビー」では全然違います。この辺はシュワちゃん慣れしているテレビ局の方が上手いですね。「コマンドー」的と言いましょうか。それに原語"Hasta la vista, baby."は「また会おう」(あの世で)の意味ですから、「失せろ」は適切ではないでしょう。

全体の台詞回しはビデオ・DVD版が整っているようで、表現自体は津嘉山正種のものが一番良いですね。命令の言い回しも「~するんだ」でなく「~しろ」となっており、個人的にはこの方が短く簡潔で好きです。
一番違うのはT-1000を倒した後のT-800の台詞で、原語"I need a vacation."を「休暇が欲しい」としているのは、字幕と津嘉山正種版だけです。玄田哲章版は全て「修理が必要だ」となっていて、物語後半を学習に より人間っぽくなっていったT-800の台詞なのに、機械の表現でちぐはぐになっています。

さりとてT-1000の声は咲野俊介が好きで、また印象に残る決め台詞は相変わらずフジテレビ版が優れていると感じます。比較してこの三律背反な事態に気付き当惑です。
決め台詞については、劇場に行かなかった私が最初に見たのが「地獄で会おうぜベイビー」版だということもあるかもしれません。実際に優れた表現だと思いますが、時間が経ち、要所の台詞だけが記憶に残ったことで、その後の吹き替えに違和感を覚えたとも言えそうです。

やはり最初の印象はいつまでも残るもので、例えば悪名高い日テレ初放映版スターウォーズEp.4(松崎しげるハン・ソロ)も時々見たくなってしまいます。エアチェックを発掘してあるので、またDVDにダビングする予定です。

最近は段々とテレビ局製作の吹き替えも収録されてきていますが、この調子で頑張ってもらいたいものです。「キャノンボール2」とかどうでしょう?

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