I・Я・I・A ZEIЯAM THE ANIMATION

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桂正和のファンです。中学生の頃、マンガ絵の真似事をしていた頃に模写したのが、桂正和(読み切り「電影少女」の頃)、黒岩よしひろ(「魔神竜バリオン」などの頃)、真鍋譲治(「キャラバンキッド」)、士郎正宗(「アップルシード」3巻ぐらいの絵柄の頃)でした。「ウイングマン」はパソコンのアドベンチャーゲームがあったな、ぐらいしか知らず、ほとんど忘れていました。

最初に買ったのは2冊組の短編集でした。先生の活動としてはラブストーリーの時代に入った頃になります。それから「ウイングマン」の愛蔵版など、色々と読むようになったのですが、その桂正和熱の中で入手したものの一つが、この「I・Я・I・A」でした(当時はLDで入手)。雨宮慶太の名を知ったのもこれがきっかけでした。

士郎正宗「仙術超攻殻ORION」で東洋風SFに興味を持っていたので、そのモチーフを動画で見られたことに感動しました。この人が「ORION」を映像化してくれないかと思ったものです。

世界観とメカデザインを前面に押し出すB級SFの王道。三下のザコ共(リリパット)がちょっと手を抜きすぎの感が否めませんが、それでもゼイラムはやはり強力な存在です。そしてイリアのグレンへの妹としての想い、ケイへの半ば姉としての想いがストーリーを進めていきます。

私が見ている作品ではあまり接点がないのですが、プットゥバヤの麦人氏も、怪しい老人ははまり役ですね。「新世紀エヴァンゲリオン」のキール議長、「ぱにぽにだっしゅ!」の宇宙人艦長など。ガンダムファンの間では、アムロに撃たれたチョイ役のジオン軍人ロスとして有名らしいですが。

それから...フジクロを演じている千葉繁氏のアクの強さといったらもう。
「差し入れだよ」(口が動いてないのでアドリブの可能性あり)
「へぇへへ、時計持ってねんだ」
「あばよークソガキ
この人一人だけで華を添えられるんですよね。
また、第3話の戦車(ファンタン)との追いかけっこシーンはこの作品の中では珍しく、動きから完全にギャグアニメ風で、この人ならではのテンションの見せ場になっています。

実写版で世界観は構築済みとはいうものの、これだけ手間のかかった作品も少ないのではないでしょうか。

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