ふふん 或いは ふが

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PrincessResurrection.png「怪物王女」テレビ放送分全25話、見終わりました。22話には台風情報入りですが、まあ、後から見ると懐かしくなることがあるかもしれません。

怪物ですよ怪物。子どもの頃にお化けや妖怪に強い関心を持っていた人は少なくないでしょう。少し前にも怪談ブーム、そして今もゲゲゲの鬼太郎の新作が放送中です。怪物!!人外!!夜の族!!物の怪!!異形!!好きなんですよ見えるはずのないものが。化物!!そしてマンガ・アニメとして古典定番の一つたる怪物くんへのオマージュとして本作は生まれたわけです。

怪物ランドのプリンス・王族の姫(プリンセス)、お供の狼男・人狼、吸血鬼、フランケンとフランドル、そして姉と二人暮らしの市川ヒロシ・同じく日和見ヒロ。いいんですよオマージュなのはわかりきってますから。パロディ・パクリと言われてさえ構わないと思っているのかもしれません。これだけやると足枷になりかねない次元ですから、自分の作品として動かしていることを評価したいと思います。

色々やりましたねえ。透明人間(2)はフランドルの方に若干プレデターが入ってました。半漁人(4)、夜の病院(7話...蛹田院長が強烈でした、しかも再登場するし)、密室(8)、猫耳(11)、ファラオにミイラ男(12)、13話という素敵な数字の「生贄王女」ではサスペンスもやりました(これもまた良く作られていました)。デュラハンは峠を走り回るやら(14)、奇天烈な格好の魔女も出ました(17)。人魚(19)も押さえています。
鮫族(16)は創作でしょうか。死霊(23)はスーパーに籠城というあたりゾンビ(恐らくロメロ版)のパロディ。名もない「アレ」(8)は恐らく"The Thing"こと「物体X」のパロディなのでしょう。

半ギャグ作品ということで、ストーリーが進む話は序盤と終盤に集中しています。22話「殺戮王女」は原作では早いエピソードですが、いい感じに使いました。ストーリー結末の24話では勧善懲悪で悪役は悪役として無様に倒されて、実に痛快。改心せず倒される悪役もまた良いものです。むしろ個人的にはそちらの方が好き。

作画は良くはない...ですが、しかし声優、演出、原作は原作で好きですがアニメでのアレンジも、全体的なレベルは非常に高いものでした。
とても楽しい作品です。原作はまだ2巻までしか持っていませんが、こちらも読み進めるとします。

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