主人公が超強いという設定は、いわゆる俺TUEEEになってしまうと好きではありません。演出次第なのでしょうが、脳筋映画の中では例えばセガール作品は肌に合わずほとんど見ていないのでした。
そんなとこで、女の子ばっかりなのは今どき大丈夫なのかなあとヒヤヒヤしつつも、人物描写の素直さが大きいのでしょうか、「リコリス・リコイル」は昨今でかなり引き込まれた作品となりました。
記事によっては「鬼滅の刃」と比較していたところもあるようですが、登場人物の真剣さ(が感じられる)という点では甲乙付けがたいと思っています。
それにしても終盤の旧電波塔の戦いですが、たきなの金切り声が良い意味で鳥肌が立ちました。その人物の声として絶叫を聞かせるのは高い技量が必要と認識しています。素晴らしい声優陣。
ところで相手の動きで弾道を予測と言われると寄生獣レベルの能力みたいですが、すれ違う人がどちらに曲がろうとしているか程度なら誰でも何となくわかるのではないでしょうか。
棋士の類が盤面を読むのも似たような感じなのかなとか。余談でした。