雑記-不定期な独り言-

　日本で少年犯罪が問題になっていますが、アメリカでも、特に白人少年の犯罪が問題になっているそうです。で、しかも背景にある原因がどうやら同じらしいのです。

　最近の日本の少年犯罪は、大抵の場合は周囲の人が口をそろえて、「おとなしくて真面目な子だったのに」と言います。それはつまり、その姿がうわべのものであり、本性が違うということ。「いい子」になるよう教育を受け、そんな振りをしてはきたが、そうすることで、普通に生活するだけでもストレスがたまり、爆発してしまったと考えることができます。いい子であれ、という社会のプレッシャーがなした業と言えるでしょう。
　そしてアメリカの白人少年の方は、少々民族差別が根にあるようで、白人は優れているから能力が高ければならない、という社会のプレッシャーがかかるようです。どこの国でも誰でもが犯罪を起こし得るのですが、白人少年だけを見ると、どうやらそういうことのようですね。

　結局、大人の理論から生まれた余計な力が、子どもの心理面での成長を歪めてしまっている。これから親になる世代として、心しなければなりませんね。のびのび教育…言うだけならば簡単なんですけどね。

1999/3/7

　新日本プロレスのマサ斎藤選手が引退しました。最後の対戦相手はスコット・ノートン。なんでも、マサ斎藤が発掘した人材だそうですね。いい試合でしたが、ロープに飛んだマサをノートンがパワースラム、片エビ固めに仕留めました。マサ、いい顔でした。試合後、花束を持って長州力が顔を見せました。これからは…コーチなのかな？
　強靭な上半身から繰り出すバックドロップが見られなくなるのは寂しいですが、それを受け継ぐレスラーがきっと現れてくれるでしょう。
　私も一時は、真剣勝負とはとうてい思えない「プロレス」に嫌悪感を抱いたこともありましたが、それが演出であれ、結果として何かを感じるなら、拒絶することもないと今では思っています。もちろん、真剣勝負も好きですよ。K-1やリングス、ボクシングなど。でも、プロレスもやっぱりおもしろい、ということです。

1999/3/3

　ふ〜…、終わった。
　本当はまだ終わっていないけど、ともかく終わった。これで卒業できる。就職できる。

　2留もしちゃったので、話せる人が少なくて、辛かったです。引きこもりがちでしたから、研究室以外には知人など、いなかったし…。でも、これで再スタートが切れる。同窓会にも胸を張って行ける。

1999/3/2

　ハンドボールの名門、中村荷役が休部するそうです。今期が最後の試合になります。

　ハンドボールというと、地味という印象が強いのでしょうけど、これがなかなかおもしろいんですよ。点がそれなりに入ってくれるし、キーパーの目前でボールが放られるというのに、時々は弾いてくれる。それもまた熱い。パス回しはちょっと退屈かもしれませんけど、サッカーもバスケも同じようなものでしょう。というわけで、私はハンドボール観戦が好きなのです。
　私が観戦する球技は、好きな順にラグビー、野球、サッカー、ハンドボールですね。もとより中継番組があること、という大前提が必要なので、ラグビーとハンドボールについては、大部分をTVK(テレビ神奈川)に依存しています。
　ハンドボールといえば、大同特殊鋼に中村荷役。名門の灯し火が消えます。寂しいですね…。

1999/2/25

　正式名称、ポリクロロジベンゾパラジオキシン…。

　まあ、アレですね。テレビ朝日の誤報の話です。誤報と断言しておきます。事前に「葉っぱもの」としか聞いていないにも関わらず、番組内では発言でも映像でもホウレンソウが登場し、そして最終的にはそれは茶葉であったという。
　矛盾だらけです。「ホウレンソウ」の根拠はどこにある？ 聞いておきながら、余計な配慮を働かせて中途半端に一部の情報を隠蔽した、というのが最もわかりやすい説明なのですが、テレビ朝日ではそういうことではないと言っているようです。
　もし本当に「葉っぱもの」としか情報を受けていないなら、いらない妄想を働かせずに、その通り伝えるべきでしょう。該当するかどうかもわからない野菜の名前を挙げるなど、言語道断。違ったらどうするつもりだったのでしょう。それぐらいのことは、大人なら判断がつくと思うのですが。

　それからもう一つ許せないのが、フジテレビの見解です。民放連会長としてのコメントでしたが、「数値が間違っていたわけではないから誤報ではない」というのです。二毛作の稲と裏作を間違えたならともかく(これだって問題だが)、全く関係ない作物と間違えても誤報ではないと言い張る。例えば汚職があったとして、誰が収賄したかを間違えて報道しても、金額が間違っていなければ誤報ではないのでしょうか？ 実に現在のマスコミは信用できません。

1999/2/17

　アメリカに道徳という言葉はないのか、家庭など既に崩壊してしまったのかと思ったら、そうでもないようです。
　弾劾裁判に当たって共和党が国民の支持を得られなかったのは、この、日本ではあまり担ぎ出されることのない「弾劾裁判」というのが政治的に裁くものだからだそうな。つまり、刑事罰には処されるべきではないかと考えているということで…元首として実に恥ずかしいことですが。
　あるアメリカの新聞社が行なった世論調査で、倫理観に乏しい大統領は誰ですか、との問いに対し、汚職で有名になってしまった先人を押さえ、半数以上がクリントン氏を回答するという圧倒的な得票を得たとのこと。

　これを聞いて、ちょっと安心したと同時に、やはりアメリカの政治というのは民間においても進んでいると思いました。アメリカ国民を変だと思っていた自分の方が、視野が狭かったと痛感しました。

1999/2/7
「巨星燃え尽きる」

　年末の重大ニュースの一つが早くも決まってしまいましたね。全日本プロレス社長にして生涯現役であったジャイアント馬場氏が亡くなりました。時代が変わっていく音が聞こえるようです。新日本プロレスもアントニオ猪木が引退、長州力も引退、マサ斎藤も引退間近ということで。さらにジャイアント馬場の訃報。時代が終わりますね。草創期の名残が消えていきます。そして20世紀ももうすぐ終わる…。
　一時期ほど私はプロレスが好きではないので、聞いたときには驚いただけでしたが、時間が経って、心の中に何か寂しさが芽生えました。私のような人間の中でも、ある程度は大きな存在だったようです。悲しんだ人はどれだけ多いことでしょうか。
「本物の馬場はデカイ！！」
　こんな話を聞いたことがあります。本物はもっともっとすごいんだ、馬場の体も猪木のあご(笑)も、本物はもっともっと大きいんだ！ 島田紳助が「開運なんでも鑑定団」で言っていたのだったかな？ プロレスファンたるもの、一度は見ておくべきだったかもしれません。「親孝行、したいときには親はなし」という諺じゃありませんが、価値を理解したときには時既に遅いのでしょうか。繰り返したくないですね。

失って初めてありがたさを理解する。でも、失う前から理解できるよう努力したいものです。

1999/1/30
「古本屋巡り」

　実は本よりもLD、CDを買っていることの方が多いなんてことは…たぶんない。金額ベースでなければ(爆)。
　最近は古本屋も様々なものを扱っていますね。ビデオ、LD、CD、ゲーム、写真集…。児童向け図書もちゃんと置いてあったりします。ブックオフを筆頭に、総合チェーン店も増えてきましたし、かなり身近な存在になりました。以前は古本屋と言えば神田の古本街でしたが、今ではクルマで20分弱のところに一軒あります。多摩・町田方面だけでも全部で10軒を楽に超えるかな？
　何と言っても、たまにある掘り出し物・珍品が快感ですね。「2店舗回っただけでエメラルドドラゴンのドラマCDが全巻揃ったよ」とか「ビートルジュース(実はティム・バートン作品)LD発見っ！」とか、「マイクル・ムアコックの白銀の聖域(ハヤカワ)だ〜！！」「西欧画家のカタログ本が\500っ！！！」などなど。神田に行かずともこれだけ楽しめる。でも時々は本家、神田にも行きたいな。

1999/1/28
「寒中見舞」

　三月近くも滞ってしまった…。別に喪中というわけではないんですが、遅すぎるので、寒中御見舞い申し上げます。今年もよろしくお願いします。
　さて、現在9821Anから書いています。Win95のメイン環境を9821RvIIから移したので。このAnには3GBのHDDが接続されているのですが、Cx6x86MXのせいかFreeBSDがまともに動かず、もっぱらメインマシンの9821RvIIがFreeBSDで稼働している時間が増えてしまったため、いつの間にかWin95の主環境となってしまったのです。BBSへの書き込みなどにより、VJE-Deltaの辞書も配下の環境で最も賢くなってしまったし。
　メーラー(電信八号)もAnに来てしまった。FATだと、メールがファイルとして独立しているメーラーは、管理する際の速度面で不利なんですが(「下の方」のファイルアクセスに時間がかかる)、主環境になってしまった以上、仕方ない。
　しかし、メモリも128MBあるし、リアルタイムゲームをするのでなければWin95に必要充分な速度で動いてくれている。ビジネス用途ならば、この水準で充分なのではなかろうか。…と思える人間というのは最新のハードを触っていないのだと思いますけど。人間はどこまでも走り続けるんでしょうね。どこまでも。

1998/11/3
「古文教育について考える」

　おおう、今日は文化の日だ。
　「枕草子」という古典文学作品には「をかし」という、実に多種多様な解釈のできる、微妙な心理描写をしている言葉がある…というのが定説です。「源氏物語」の「もののあわれ」と双璧を成す、平安文学の重要な単語である、と。授業でも今でもそう教えているはずです。しかし、この言葉は果たしてそんなに偉いものでしょうか？ 現代語の「おかしい」と違うことなどあるであろうか？ 昔から疑問に思っていました。
　特に、原文は忘れましたが「幼い女の子が、髪の毛が目のところにかかって(見づらくなって)首をかしげている様子が、いと『をかし』。」というのがあったはずです。これは、これこそ、大人にとって「くすっ」という笑いを誘う瞬間であり、「おかしいね」という現代語が完全に当てはまる例です。
　結論から言って、お堅い解釈をするならば確かに描写しているものは多岐にわたるかもしれないが、それらが全て一語にされているのは、清少納言の語彙力不足であるか、単に「おかしいね」という軽い(悪い意味ではない)感情をそのまま記したものだからではないかと思うのです。
　そういえば、女子高生言葉か何かで現代語訳した「枕草子」というのが少し前にありました。物語はともかくとして、日記ものは、もっと気軽に扱ってよいのではないでしょうか。

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