雑記-不定期な独り言-

　少し前から、キーボードの練習なんかを始めました。もちろん楽器の方です。
　私は鍵盤をまともに弾いたことがありません。ピアニカも苦手でしたし、小学校の頃はもっぱらリコーダーがメインでしたから。今でも鍵盤より笛の方がマシでしょう。でも、キーボードには思うところがいくつかあって、以前買っておいたカシオのCTK-630、これを引っ張り出して練習を始めたのです。練習環境には、ゲーマーとして「サターンミュージックスクール」を選んでみました。レッスン3で苦労しているところですが…。この辺はゲーム以外の努力が必要になる頃なのでしょうね。
　ところで、先の「思うところ」というのは、二つありました。ある尊敬する方、パソコン通信での恩人で、ここでは親しみを込めて「センパイ」と呼ぶことにしましょう。そのセンパイが結婚式の折、我々内輪の者を集めた二次会を開いたのですが、新郎新婦による二重奏というのを披露してくれたのです。最初センパイはピアノでしたが、調子が悪かったのか、バイオリンに変えました。こっちの方が本業(？)みたいで。でもそれを見て、心から、いいなあ、とあこがれました。これが一つです。
　もう一つは、大学の部の後輩にピアノを弾けるのがいたのですが、これがなかなか。男子でピアノというのは飽きるパターンが多いらしいのですが、彼はゲーム音楽に主力を移すことで継続してきたというのです。最初はやはりドラクエだったとか。そういえば「ドラゴンクエスト交響曲」というのがありましたね。あの頃と前後する話なのでしょう。そして現在までゲーム音楽によってピアノの技術を維持していました。スタンダードナンバーはまだ弾けるようでしたが、最近のヒットは、ファイナルファンタジー7のチョコボのテーマだとか(^^; 他にも名だたるゲームのテーマ曲はほぼ弾けるようです。いい趣味ですね。
　何であれ、芸術分野に一つでも少しでも通じているのは、実に心の肥しになると思います。絵でも何でも。それがたとえマンガ絵であっても。詩でもいいでしょう、歌でもいいでしょう。何か一つでも、ものにできればいいと思っています。無駄な努力をする時間はまだなくなっていません。何か一つ、ぜひとも身に付けたいと思っています。

1998/8/29
「天使の輪」

　いわゆる「天使の輪」が輪っかだと思っている人は多いと思いますが、これは実は間違いです。宗教画を見るとよくわかります。ルネサンス期を境に輪の描画法が変わってしまっていまして、最近の画家ではギュスターブ・モローが本来の描き方をしているので参考になると思いますが、輪っかではなく、円盤なのです。ギャグの中での表現法としてはおもしろいと思いますが、間違っても首の後ろに固定された針金を頭に上に伸ばし、そこから黄色い輪をぶら下げているのでは断じてありません(笑)。
　そして、聖人や天使(御使い)の頭には黄色い円盤があったのかというとそうではなくて、あれは頭が光り輝いていることを表しています。知徳の象徴になるのかな？ そして東洋にもこれと同じ物があります。仏像の光背です。あれもまた、頭から上半身が輝いていることを表しています。
　ということで、東西の宗教で実は共通してしまう話題でした。

1998/8/28
「誘うモノ、救うモノ」

　アメリカで認可された性的不能治療薬「バイアグラ」ですが、既に死者が米国内で30人を超えたというのに、売れ行きは衰えを見せていないようです。日本を含む外国人も個人輸入などによって入手しており、米国内での大ヒットからさえ予想できないほどの超大ヒットになりつつあります。関係ありませんが「治療」薬ではないような気がするのは私だけでしょうか？ ドリンク剤みたいなもので、体質改善にはなりませんから。
　さて、そんな「バイアグラ」ですが、仕組みは実に単純なんですねえ。血行抑制の阻害剤。つまり、血管が細くなるのを邪魔してやって、充血した状態を維持しておくという、ただそれだけなんです。元々は心臓病の薬として開発が始まっていたものを、意外な方向での効果が確認され、性的不能治療薬として試験に入ったものだとか。そしてそこに、死んでしまう原因があるのです。
　心臓病、特に心筋梗塞は、心臓自身への血行が悪くなり、心筋が酸欠になってうまく動けなくなることにより起こります。血行悪化の原因は、コレステロールによって血管の内径が細くなるのを筆頭に多数あるでしょうが、ニトログリセリンなどの治療薬は、血行を確保するために血管を広げる効果を持っています。
　血管を広げる薬と、血管が細くなるのを邪魔する薬。この二つを同時に服用すると、効果が大幅に増幅され、血管が太くなりすぎて、血圧が異常に下がってしまいます。「バイアグラ」と心臓病の薬とを同時に服用しないよう注意書きにある(らしい)のは、この血圧の異常低下を防ぐためなのです。ちなみに英語の注意書きには硝酸塩系薬品とあるので、ニトログリセリンが含まれることに気付かない人が多いという話ですが。
　しかし自然の成り行きとして性的不能になるような世代というと、心臓がくたびれた世代と重なってしまうので、つい同時に服用して、最悪の場合は亡くなってしまうわけですが、ここにもう一つの問題が隠れています。国民健康保険と自己責任の対立です。
　「バイアグラ」を始めとする未承認薬の入手には、個人輸入を行なうしかありません。そして個人輸入が薬事法の抜け穴として残されているのは、自己責任の上で服用するという前提があるからです。では、個人輸入によって入手した薬品で引き起こされた障害は、どうやって治療されているでしょうか。「病院で」、そうですね。では支払いは？ 全額払っていますか？ 1割か2割しか払っていないのではありませんか？
　そうです。国民健康保険が適用されているはずなのです。自己責任のはずなのに税金が使われているということ。大げさに言うと、一人の行動が国民全体の不利益になりかねないということなのです。
　もっとも、私は禁欲主義者でもないし(生物学の知識がある人間は禁欲主義者になり得るのだろうか？)、死ねと言っているわけでもなければ、金を払えと言っているわけでもありません。ただ、自己責任という言葉の重みがなおざりにされているのでは、と言いたいだけです。何かあっても大丈夫だろうという文字どおりの保険に、日本人は安心しすぎているように思うのです。

1998/8/27
「もう一つの快進撃」

　ちょっと更新が御無沙汰してしまいました。さて、やっぱり、神奈川県民として高校野球のことは書かないとね。
　横浜高校が甲子園の春夏連覇を成し遂げました。桑田と清原を擁した87年のPL学園以来の快挙。しかも、準々決勝においてPL学園に対し延長17回の激戦を制し、準決勝では明徳義塾を相手に6点差を8回裏からの大逆転サヨナラで勝ち上がり、そして決勝で京都成章を相手にノーヒットノーラン。書くことがありすぎる甲子園でした。



全国大会 決勝 3-0 京都成章 準決勝 7-6 明徳義塾 9-7 PL学園 5-0 星稜 6-0 鹿実 1回戦 6-1 柳ヶ浦

東神奈川県大会 決勝 14-3 桐光学園 準決勝 25-0 横浜商大 12-0 鶴見工 10-0 武相 10-0 浅野 2回戦 6-0 神奈川工



　奇跡が三度続けて起こったと感じました。特に準決勝。彼らの目標は優勝でした。準々決勝で松坂投手は間違いなく疲れたはずで、休ませなければなりません。仮に登板させてよしんば勝ったところで、決勝ではさらに疲れているでしょう。この試合はエースを温存して勝たなければならなかったのです。そして試合後、足を故障しながらここまで投げ抜いた明徳義塾の寺本投手に対し、松坂投手は「おまえの分も優勝する」と言ったそうです。マンガみたいですか？ ダメですよ、そういうちゃちゃ入れは。本気の世界は全て真実なんですから。
　そしてもう一つ感嘆したのが、チームとしての強さです。準々決勝、準決勝は言うまでもないとして、決勝での守りもそうでした。あれほどの投手を擁しながら、彼一人に頼るチームではないということ。本当に素晴らしいことです。
　彼らは一生分の運を使い切ってしまったかもしれません(^^; 仮にそうだとしても後悔はないでしょうけどね。

…でも、本当はもっと書きたいことがあるのです。実は私の母校、桐光学園というのですが、上の表にも入っていますが東神奈川県大会を決勝でここと戦ったのです。3-14で負れはしましたが、東神奈川県大会で唯一、横浜高校から点を奪ったチームとなりました。この試合の松坂投手はベストではなかったそうですが、それでも150km/hを出していたので、調子というのは制球面だけだったのでしょう。
　桐光の全試合結果です。地元の人ならわかると思いますが、くじ運悪いですよねえ…。富岡には悪いけれど、それ以外は全て、強豪校から見ても一目置かれる存在だもの。



決勝	3-14	横浜
準決勝	6-4	横浜商
	9-4	県川工
	3-2	横浜商工
	8-2	慶応
	10-4	富岡
1回戦	3-0	桜ヶ丘



　桐光は過去に第二シードにまでなったことがある中堅です。学校数が多いので、他県で言うところの中堅とはちょっと意味が違うかもしれませんが。ベスト4とかの常連ではないけど、強豪と呼ばれるところに勝ったりもする。ちなみに、川崎市内では法政二高を抑えて現在一番強いはずです。しかし、野呂監督(野球部員ではないOBとしては先生と呼びたいけど)は近年意識改革に取り組み、「甲子園に行くぞ」と呼びかけ続けたそうです。そして、それまでベスト8(過去の話だから東西統一)が最高だったところを、相も変わらぬくじ運の悪さ(^^; を跳ね返して、決勝まで進んだのでした。

　決勝に進んだだけでも誇れるはずですが、見ている側にも欲というのは出るもので、ここまで打たれるとは思わなかったんですけどね。でも甲子園を見終わった今なら言えます。我が母校はこんなに素晴らしいチームと戦い、しかも点を取ったのだと。
　書きながら、ちょっと涙が出てきました。なんでかな、去年の一月(1997/1/8)にサッカー部が全国準優勝をしたときとか、こんなに感動しなかったのに。やっぱり野球好きの日本人なんですかね。私は自分の桐光での生活に満足しています(ちなみに中高一貫だ)。教育方針など、良い学校だとは思っていました。でも、晴れ舞台の戦績でもこれほど強くなっていくとは、OBとしてこんなに喜ばしいことはありません。
　夏の記憶にまた一つ、思い出となる出来事が刻まれました。

1998/8/19
「身を縛る存在」

　ビデオを整理していて、ついつい「史上最大の作戦」を少しだけど見てしまったので、ロンメル将軍ともう一人(誰かは後のお楽しみ)のことを書きたくなってしまいました。
　この映画ではちょい役ですが、同じアメリカ映画に「砂漠の鬼将軍」という作品があって、こちらではロンメル将軍がなんと主役で出てきます(アメリカ映画でだよ。尊敬される軍人だったんだね)。この作品は、最高司令官、つまり政治家であり元首であるヒトラーのせいで思うように軍を動かせず、最終的には叛乱を計画して親衛隊に処刑されてしまうという、悲しいお話なのです。で、確か総司令官ポストの将軍(階位は元帥で同等)と仲が良かったりして、グチを言い合ったり。この辺の設定が、というか史実でしょうが、それが「銀河英雄伝説」のヤン・ウェンリーとビュコックあたりに似ているような気がするのです。
　能力がありながら、軍人である以上のことはせず、トリューニヒトを筆頭とする政治側からの圧力のせいで思うように戦略を決められない。ヤンはあくまで穏健派でしたから叛乱の計画まではしませんでしたが、この辺の奇妙な重複。ある程度はモデルにしているのではないかと思います。
　ところで、時間軸でいくと「砂漠の鬼将軍」は「史上最大の作戦」より少し前なのですが、ヒトラーの布陣、戦略というのが前者でちょっと出てくるのが興味深いです。「史上最大の作戦」の冒頭部で地雷などを敷設している場所、上陸作戦で実際には来なかったあの場所は、「砂漠の鬼将軍」によればヒトラーが占星術で決めた場所らしいのです。彼がオカルト好きだったのは事実ですから、たぶん本当でしょう。
　というわけで、上司には恵まれたいですよね。

1998/8/16
「時が動き出す…」

　部屋を片づけました。ノートパソコン1台がサーバーとして常に稼働し、端末として2台のデスクトップを有する私の部屋は、二部屋ぶち抜きで合計10畳近くになります。詳細は自己紹介にありますが、これだけの設備を持っている私が建設的なことを何もしないのでは、ただの成金趣味、ダメ人間に過ぎないのですが…。
　物も多く、雑然としていました。そして、私の時間は止まっていました。腑抜けている間、物に目的を求めて買い漁った書籍、CD、LD、ゲーム類その他。山になっていたそれらを整理し、床を這っていた電話線を壁に張り、床に置かれた電話機、PHS充電器も机の上に置き、小物類を押し込めて…ああ、なんて広い部屋なんだ(本来ならば当然の結果だ)。この間、他にも色々やっていましたけどね。PC-9821An改の耐久試験とか(残念ながら冷却を強化しないと210MHz駆動は辛いようだ)。
　そして、私の時間は再び動き出したような気がするのです。このまま自分を取り戻したいですね。

1998/8/15
「バージョンアップ！！」

　サーバー兼ルーターのPC-3050をFreeBSD2.2.5Rから2.2.6Rに入れ換えました。ついでに不要なファイルを削除して、540MBのHDDから、/usrを370MBほど確保できました(ハイバネーションで36MB取られているのね)。samba共有ディレクトリにあるWindows関連の膨大なファイルを含めても、まだ半分ぐらい余っています。ああ、嬉しい。
　しかし、バージョンアップといえば、Win98は入れる気がしないなあ…。景気のためには売れてほしいけど…万歳しながら買いたくなるような物を作ってくれ ＞ 某MS社。我が方の装備はPC-9821RvIIにPC-9821An改…。不安だ、特に後者。しかし、ゲームさえしなければ、Win95のままでもよさそうだから、Anは当分Win95でいこうかな。

天の声：「A-MATEの限界に挑戦するんぢゃなかったのか？」

　ぐはあぁぁ…。あうう…どうしよう。某MS社様、覇権を握るならバグ減らしてください。お願いです。

1998/8/14
「人の心は虚ろいやすく…」

　ちょっと調子を崩していました。誠に人は心で動く動物だと、あらためて実感してしまいました。心がダメになると自分ではどうにもならないんです。暗い展開しか見られず、暗黒の底無し沼に落ちていってしまいます。外因的な転機がないと抜けられないので、息抜きをして予防しなければならないんですね。
　そういえば今日は終戦記念日ではなかったろうか。さて、たまにはややこしい話は抜きにして、興味深い動きがあるようです。中国に返還された香港で、現在祝祭日を再検討中というもので、その中には抗日戦勝記念日(つまり今日)も含まれているというのです。これを機に、他の国々とも仲良くなれたら嬉しいな。
　…あの戦争は何だったのかな。帝国主義が終わるきっかけになったのは間違いない。でも、誰が悪かったのか。「欧米列強」は本当に悪くなかったのか。敗者が何を言っても無駄なんですけどね。

1998/8/9
「核軍縮はどーした」

　長崎原爆投下の日ですから今度はまともに核の話をしようかな。
　先日、インドやパキスタンの記者が広島の原爆資料館を訪れて、こう言いました。「この惨状を見て心を動かされない人はいないだろう。だが、核保有国がある以上、他の国も核を持たなくてはならないのだ。」…正論だと思います。外交において相手国を100%信用するのは愚の骨頂でしょう。だから抑止力としての核を持たなければならない。まあ、それがインドとパキスタンという隣国同士の場合になると、少し事情は違ってくるのですが。というのは、発射から着弾までに検出できないかもしれないので、勝ち逃げ可能なため抑止力にならないかもしれないのです。まあ、だからといって核保有国による世界支配という構図を否定する材料はないはずです。それを避けるために核武装をしたのだ、と。
　そもそも、日本だってアメリカの核の傘の下にあることを忘れてはいけないでしょう。それを忘れて核実験の一方的反対をするのは無責任と言えます。日本とアメリカは同盟国であり、実質的に核保有国も同じだと見えているでしょうから。
　それで結局何が悪いか。皆わかっているはずです。それでは一斉に、

「核兵器があるから悪い。」

　そうですね。核軍縮がほいほい進んでいれば問題なかったんですけどね。地下核実験ができる頃になって気圏核実験禁止条約だの、臨界前核実験ができるようになってから包括的核実験禁止条約だの、ふるいにかけているだけで、本気で廃絶する気がないということでしょう。そして、どうせなくならないのなら、複数の国家が核を持っていた方が世界は安全です。ここでまた、核の抑止力という思想が生きてきてしまいます。核なんか無い方が良いのに。ロマンがないし。
　本当なら、大規模な緊張がない今の時期にこそ、核を一気に削減すべきなのですが、ロシアは削減するためのお金もないそうで、これまたうまくありません。どこの国家にであれ、余計に残るとまずいのですが。
　そういえば、SDIと言ったか、スターウォーズ計画と言ったか…あれが実用化されていれば、アメリカはICBMからの絶対的防御力を有することになるわけで(でも空気中に放射能をばらまくな…)、アメリカが率先して核廃絶を行なっていたかもしれないんですねえ(あり得ないというツッコミが多数聞こえる…私も同感だ)。冷戦も終わったし、報復のためでも核兵器は不要でしょう。それ以前に、アメリカほどの物量があれば通常兵器で充分のはず。
　いや、待て待て。TMD(戦域ミサイル防衛)だけでも充分なのではないだろうか？ ともかくあんな物騒な物はとっとと廃絶してほしい。そのためにプルサーマル原発が必要なのなら、喜んで同意しよう。

1998/8/7
「高性能とは？」

　環境によって、求められる性能というのは違ってくるんですよねー。ということで、トカレフの話です。
　機械として銃器を見た場合に、どれぐらい高度な代物かというのを評価した一覧表のようなものがあるそうです。ヒトラーの愛銃、ワルサーP.38は上位にランクされています。そして、トカレフは下の方です。確かに、弾が斜めのまま出てきて暴発することも少なくないらしく(中国製の話。旧ソ連・ロシア製は大丈夫らしい)、暴力団の方々には人気がないそうな(ちなみに一般人向けの闇価格は暴力団向けよりもはるかに高い)。ところが、実はトカレフは安物なのではなく、使用環境に合わせて開発された銃なのです。ヒントは寒冷地仕様の存在。
　旧ソ連というのはひどく寒い場所ですね。寒冷地仕様というのは、分厚い手袋を着けても正しく握れるよう、グリップが細いのです。他にも、これは寒冷地仕様に限りませんが、あまりの寒さで撃鉄が折れることがあるのに対応し、撃鉄交換が容易にできる点など、気候に合わせた工夫が凝らされています。日本では無意味ですが(^^;;
　第二次大戦でドイツ軍が独ソ不可侵条約を破ってモスクワ近郊まで攻め上ったとき、寒波の影響があったにせよ、兵器がうまく使えなくなったことも苦戦した理由のようです。このように、環境に合わない道具は、その意義が薄らいでしまうのですね。

1998/8/6
「人工授精のある側面」

　今日は広島に原爆が落ちた日ですねえ。歴史の改変はいけないよね ＞ 某国(お互い様か)。強力爆弾という認識もダメだよ ＞ 別の某国国民。それでは人工授精の話、いってみよう。
　ヨーロッパの悪魔の中に、サキュバスとインキュバスというのがいます。それぞれ人間の女性、男性の姿をし、人間と交わり、人間に悪魔の子を産ませる仕事をしています。某格闘ゲームのモ○ガンもサキュバスですね。サキュバスが男性から精子を吸い取り、それを使ってインキュバスが女性を孕ませるのです。…人工授精に似ていますよねえ、これ。キリスト教、特にカトリックの方が強硬に人工授精に反対するのは、理由の一つにこれがあるのかな、なんて考えました。たぶん違うでしょうけど。悪魔のことを詳しく知っているのは一部のはずですから。でも指導者である神父は知っているんだろうなあ…どうなんだろ。
　受胎告知が実は…(自粛)…なんてことを言ったらたぶん殺されるだろう(笑)。

1998/8/5
「タコの頭脳…脳？？」

　なんでも、タコは無脊椎動物で最も知能が高いそうです。「好物の入った瓶のふたを開ける」ことを容易に憶え、霊長類で言えばチンパンジー並みの知能に当たるとか。…と言われても実感がわかないですねえ。種として遠いからでしょうか。
　何のために知能が発達したのでしょう。身体は確かによく進化しています。吸盤、墨、そして再生する腕。狩りの能力も生き残る能力も高い方でしょう。しかし、群で生活するわけでもないのに。後天的な学習能力が優れているのかな？
　考えてみると、幼生と成体とで生活様式が違うかもしれません。幼生はほとんど漂ったり、泳いだりしていますが(まだ待ち伏せる意味がないか)、成体は岩陰に潜んでいます。これが実は学習の成果なのかもしれない。

P.S.
　アメリカは湾岸戦争当時の劣化ウラン弾を、注意の不徹底からとしながらも、潜在的な有毒物として認めました。

1998/8/4
「湾岸戦争の痕」

　誰だ？ 「痕」一文字で「きずあと」と読んだ奴は(笑)。
　昨日深夜、BSで"Gulf war baby"について取り上げている番組が放送されてるのを偶然見たのですが、正直、衝撃的な内容でした。恐らく「湾岸戦争症候群」なら知っている方も少なくないと思います。湾岸戦争の帰還兵に障害が現れているという事実。それが、その子どもにまで障害を引きずってしまうという話です。
　番組中では、顔の左側に機能がない男の子(左目は義眼、左耳はありません)、そして下半身が完全に動かない女の子(脊髄破裂症と言ったかな？ 脊髄の途中で神経が切れている)が登場していました。二人とも水頭症(脳に水がたまる)と、気管と食道が絡み合うゴールデン・ハー症だそうです。ちなみに、ゴールデン・ハー症は通常の発症率は0.005%らしいですが(でも1/20000って少し高くないか？)、帰還兵の子どもはその4倍の確率になっているという数字が挙がっていました。そして、後者の女の子の弟は、外見上は大丈夫でしたが、番組の最後の方で、耳が完全に聞こえていないようだと診察されていました。
　そして帰還兵の方、つまり湾岸戦争症候群の話題も。幸いにして上記の子ども達の父親は大丈夫だったようですが、脳委縮症のような症状に侵されている方が紹介されていました。アメリカには国民健康保険がないこともあるのでしょうが、退役軍人病院に診てもらっていたのですが、答えは「遺伝病」だそうです。そこで、家族の遺伝子検査をしましたが異常なし。しかし、問い詰めても検査結果も検査内容も知ることができなかったとのこと。なお、その部隊の隊長によれば、隊員76人中66人が、何らかの後遺症に苦しんでいるということでした。異常な確率と言えるでしょう。
　日本人ならこの種の話は想像がつくはずです。原爆や公害訴訟の記憶から、遺伝でないとすれば放射線か化学物質のせいであると。現在、イラクのガス攻撃ではなく(少なくともマスタードは使われたという話もあるが、公式には使われていない)、特に米軍が服用を命じた毒ガス対抗薬が疑われていて、ニワトリによる実験でも障害が確認されているようなのですが、政府側はまだ認めていません。他にも劣化ウラン弾も疑惑の対象だそうです。
　湾岸戦争前に生まれた子どもには何の障害も現れていません。私は反戦派でも反原発派でもありませんが、これを見てひどいと思わない人はまずいないでしょう。状況証拠からして間違いなく人の手によってもたらされた災いなのです。そして、日本も90億ドルの支援をしたという事実もまた自覚しなければならないでしょう。「正義の戦争」と言われたこの戦争もまた、ベトナムと同じような爪痕を残していたのです。
　彼らは犠牲者でしょうか？ 彼らの健康や人生と引き換えに何が実現されたでしょう。或いは、ただの被害者かもしれないのです。私は戦争は嫌いですが、なくならないと考えています。ならばせめて、戦争における戦争そのもの以外での被害がなくなってほしいと思います。

1998/7/30
「困ったのう…」

　ルーター役のPC-3050の具合が悪い…のだが、OS側に問題があるらしいということで…私はEthernetの物理層なんか理解していないぞ(^^;; IPのアドレス付け替え周りの話らしいけど。
　というわけで、ホームページ更新にちょっと支障が出ていたりします。ごめんなさい。

「免停だあ(^^;;」

　というわけで、29日に講習を受けてきました。免停期間短縮講習というのは、30日間(6〜8点)ならばその日だけで終わります。講義を4つ受けて、試験を受けて(免許取得時の法規試験に近い)、交通安全映画を見るのです。もちろん合格しました。これにより、翌日午前零時より、再び運転ができるようになりました。もう過ぎていますね(^^)。
　その交通安全映画というのがなかなか残酷なもので(自動車社会の現実であろう)、自営業のボンボンが任意保険に入らず車を買って、街で女を二人引っかけてドライブに行って、脇見運転で横道から進入してきたスクーターの発見が遅れ、避けようとして自爆。運転手は重傷、同乗者は一人が死亡、一人が失明。賠償金額は合わせて一億を超え、会社も解雇させられる。そして実刑判決を受け、交通刑務所へ…。ちなみにお三方ともシートベルトはしていなかったようですね。
　私は死ぬのが怖いので、シートベルトはしなかったことがありません。スピード出そうって奴がシートベルトをしないのは自殺行為ですよ。私も峠で自爆したり、片輪走行になって横転寸前になったりしましたが、やっぱりシートベルトは偉大です。今のところエアバッグのお世話にはなっていないので、まだ軽度の事故なのでしょうが。
　他にも、感情的なものも描写してありました。運転手は入院中ですから、父母が代わりに死亡した方の葬儀に行くのですが、お焼香もさせてもらえなかったという話。現実に多いらしいですね。
　車は道具。そしてなぜか、特に男性は道具を意のまま操ることに快感を見出す人が多いと私は考えています。私もそうです。せめて、誰も傷つけない運転を心がけなければなりませんね。

1998/7/27

　NetscapeNavigatorとInternetExplorerとで表の見え方がずいぶん違うなあと思っていた原因が分かったのです。セルの中の文字揃えは、文字の装飾ではなくセルの設定で行なえば問題はないようです。

　人間、汗をかかないとダメなんですね。だんだん汗が嫌いになって、身体が動かなくなっていくんです。そして待つのは、悪循環地獄。食べるのどころか、寝ることさえ面倒になる。下宿生活なら、下手をすれば死にますよ。汗かいて、飯食って、風呂入って、寝る。これが健康的生活の第一歩なんですね。
　今日は、パソコンデスクを組んだりして、部屋の片付けでずいぶん久しぶりに汗をかきました。眠いです。素晴らしいことです。私の健康も少しは取り戻せそうです。

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